労働時間「時間外労働」の「個人別一覧」では、どのようなことが確認できますか?

勤怠レポート > 労働時間 > [時間外労働]タブ > 個人別一覧 では、36協定の基準時間に対する現時点の状況や、月ごとの時間外労働時間数を個人別に一覧で確認できます。

 

「許容時間」画面と「上限規制」画面を切り替えてそれぞれのデータを表示できます。本記事では、これらの画面の操作方法やデータ確認方法を説明します。

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補足

表示期間の初期値は、基準値設定 > 分析基準月 で設定します(詳細はこちら)。

 

目次

 

許容時間

この画面では特別条項年間発動回数や許容時間を確認できます。許容時間とは当月および年間であとどれくらい時間外労働が許容されるのかを、設定した基準時間を元に算出した時間数です(許容時間の計算方法はこちら)。

 

操作方法

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画面右上の[Excel出力]ボタンをクリックすると、一覧表がExcelファイルで出力されます。詳細は後述する「Excel出力」をご参照ください。

 

データ確認方法

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番号 項目名 説明
1 特別条項年間発動回数 特別条項が年間で発動した回数が「(発動回数)/(上限回数)」で表示されます。上限回数を超過する危険度が以下のように色分けされます。
  • 90%以上:赤
  • 50%~90%未満:オレンジ
  • 10%~50%未満:黄
2 許容時間 許容時間が表示されます。当月許容時間を超過する危険度が以下のルールで色分けされます。
  • 超過:赤字
  • 90%以上:赤
  • 70%以上:オレンジ
  • 50%以上:黄

 

画面上部に戻る

 

上限規制

上限規制に関する分析データを表示します。

 

補足

KING OF TIME データ分析 における「上限規制」の対象項目は、KING OF TIME 勤怠管理 で設定する「時間外労働の上限規制」で参照する項目と同一となります。対象項目の詳細はこちらをご参照ください。

 

操作方法

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番号 項目名 説明
1 Excel出力 一覧表がExcelファイルで出力されます。詳細は後述する「Excel出力」をご参照ください。
2 法定休日労働を含む 上限規制の集計値に法定休日労働を含むかどうかを選択します。

ON
時間外労働に法定休日労働が加算され、各月の情報が太字で表示されます。

OFF
法定休日労働時間を含まない時間外労働だけが表示されます。
3 図のスイッチャー データの表示形式を選択します。初期状態では「リスト表示」で表示されます。

リスト表示
時間外労働の年間の合計値や、当月の時間外労働、2~6か月平均の最大値が一覧表で表示されます。詳細は後述する「リスト表示」をご参照ください。

グラフ表示
年間の時間外労働が棒グラフで表示されます。詳細は後述する「グラフ表示」をご参照ください。

 

データ確認方法

リスト表示

時間外労働の年間合計や各月の集計、2~6か月平均の最大値が一覧表で表示されます。

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番号 項目名 説明
1 年間/合計 時間外労働の年間の合計値が表示されます。
2 当月/平均80時間

上段

時間外労働の各月の集計が表示されます。
一般条項の基準を超過している場合にオレンジ色の文字で表示されます(基準時間の設定方法はこちら)。
下段 時間外労働の、直近2~6ヶ月の各平均の最大値が表示されます。
「平均80時間」を超過している場合に赤色の文字で表示されます。

※この項目を確認する際は「法定休日労働を含む」スイッチャーをONにしてください。時間外労働の上限規制の「2~6ヶ月平均」では、法定休日労働を含んだ時間数で平均80時間以内に収める必要があるためです。

 

グラフ表示

年間の時間外労働が棒グラフで表示されます。従業員にカーソルをあわせると、各月の内訳が表示されます。

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Excel出力

[Excel出力]をクリックすると、一覧表がExcelファイルとして出力されます。Excelファイルでは「許容時間」と「上限規制」でタブが分かれます。「上限規制」についてはリスト表示で出力されます(グラフ表示は出力できません)。

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