有給休暇「年5日取得義務」では、どのようなことが確認できますか?

取得未達者の従業員一覧と所属ごとの比較結果を確認できます。

 

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目次

 

個人別一覧

年5日取得義務に対する要取得日数の残数や取得ペースなどを確認できます。取得ペースが「31~40日」以下の従業員のみが表示されます。

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項目詳細

項目名 説明
取得済 対象期間内に取得した日数を表示します。
※取得時間は表示されません。
期待取得ペース
(残日数/要取得)
有給休暇を何日間に1回取得しなければいけないのか、という取得ペースを表示します。
取得ペースは以下で計算されます。
期限 ÷ 残数 = 取得ペース/日(少数点第2位四捨五入)

算出された「取得ペース/日」を元に危険度で色分けし、危険度の高い順に表示されます。
危険度
取得ペース/日「1~20日」・・・赤
取得ペース/日「21~30日」・・・オレンジ
取得ペース/日「31~40日」・・・黄
残日数
(期日)
 
取得義務期日までの残日数と、その期日を表示します。
※「休職期間」が登録されている場合、取得義務期日までの残日数 − 休職期間の計算結果が残日数として表示されます。計算結果がマイナス値の場合「0日」として表示します。
要取得
(取得予定)
取得義務日数の残日数を表示します。
「(取得予定)」は、取得ペースが赤色の場合のみ表示します。現時点から1ヶ月以内以内の取得予定日数を表示します。
休職期間
(開始日~終了日)
KING OF TIME 人事労務の「休職*」の設定を基に、対象期間内の休職期間の日数と開始日~終了日を表示します。複数の休職期間がある場合は、合計の休職期間の日数と開始日~終了日を表示します。

 

*KING OF TIME 人事労務の「休職」の設定
KING OF TIME 人事労務の従業員一覧 > 従業員情報編集 > 「就業状況」で設定します。
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所属別比較

取得ペースが「31~40日」以下の従業員がいる所属が表示され、取得ペース別の人数が確認できます。

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「取得ペース割合」のグラフにカーソルを当てると吹き出しが表示され、所属内の取得ペースごとの割合と人数が表示されます。

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取得未達者の対象

有給休暇「年5日取得義務」の取得未達者は、以下のケースに当てはまる従業員が対象になります。ケースによっては、取得義務日数や取得義務期間が異なるのでご注意ください。

 

ケース1:付与日数が10日以上で、取得義務日数を満たしていない

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  • 取得義務期間:付与日から1年間(10月1日~翌年9月30日)
  • 取得義務日数:5日

 

ケース2:前年度と当年度どちらも付与日数が10日以上で、前年度付与日~当年度付与日の期間が1年未満、かつ取得義務日数を満たしていない

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  • 取得義務期間:1回目の付与日~2回目付与日の1年後(2021年2月1日~2022年9月30日)
  • 取得義務日数:8日(「取得義務期間の月数÷12ヶ月×5」で計算)

 

ケース3:当年度の付与日数が10日未満で、前年度(過去1年以内)の付与日数との合計が10日以上であり、かつ取得義務日数を満たしていない

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  • 取得義務期間:当年度付与日から1年間(2021年10月1日~2022年9月30日)
  • 取得義務日数:4日(前倒し付与期間の2021年2月1日~2021年10月1日の期間で取得した日数を、本来の取得義務日数5日から引く)

 

ご注意

KING OF TIME 勤怠管理の「年5日有休取得義務」では、付与種別「自動付与」「手動付与」を参照して「年5日有休取得義務」対象者を出しています。

データ分析では付与種別は参照しないため、KING OF TIME 勤怠管理と対象者に相違が出たり取得義務期間・日数が異なる場合があります。

KING OF TIME 勤怠管理の「年5日有休取得義務」対象者については、こちらをご参照ください。

 

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