勤怠レポート > 勤怠差異 > 「打刻とログの差異」の仕様を解説します。
目次
機能概要
出退勤打刻時刻とPCログ時刻の集計値や差異を表示できます。PCでの実際の作業時間と出退勤打刻時間の差異や、差異の平均値が確認可能です。出退勤打刻時間だけでは確認できない、サービス残業の実態が把握できます。
KING OF TIME システムログと連携する
本システムとKING OF TIME システムログを連携してPCログ時刻を取得できます。ご利用の際は、データ分析の管理画面で以下を設定してください。
メニューバー「環境設定」 > 「表示設定」 > 「勤怠差異の表示」 > 「 打刻とログの差異」にチェックを入れて[登録]をクリックします。
この場合、KING OF TIME システムログのログ時間をKING OF TIME 勤怠の出退勤時間として連携できません。KING OF TIME システムログ以外の認証機器で打刻する必要があります。「KING OF TIME 勤怠」と「KING OF TIME システムログ」との打刻連携解除についてはサポートセンターへご依頼ください。
補足
PCログを取得するために、従業員のPCにクライアントアプリケーションのインストールが必要です。クライアントアプリケーションのダウンロードURLやアカウント情報のメール通知方法は、こちらをご参照ください。
PCログをデータアップロードする
「データアップロード」より、CSVデータでPCログデータをアップロードすることも可能です(詳細はこちら)。
データの確認・操作方法
データの確認や操作の手順を解説します。
※暦日(1日~末日)で集計されます。
閾値の設定
勤怠レポート > 勤怠差異 > 「打刻とログの差異」の画面右上の歯車のマークをクリックします。
比較対象や見たい差異、閾値を設定します。
※画像クリックで拡大します。
見たい差異
過少申告だけの差異を表示するか、過少申告と過大申告どちらの差異も表示するかを設定します。
設定方法
閾値の設定を、利用中の所属設定に対して一括で行うのか、所属 / 雇用区分別に行うのかを設定します。
「利用中の所属」は、画面下部の表内にある「利用」のチェックボックスにチェックがある所属を指します。
また、「所属雇用区分別に設定」を選択すると、表内の右側「個別」を開けるようになり、雇用区分別の入力欄が表示されます。
※画像クリックで拡大します。
閾値設定
何分以上の乖離を「差異」の対象とするのか、閾値を設定します。各項目の定義はこちらをご参照ください。
年間推移
勤怠レポート > 勤怠差異 > 「打刻とログの差異」をクリックします。
年間の平均差異と「閾値」を超えた実人数をグラフと表で確認できます。表示「所属」「雇用区分」を絞ることで、所属や雇用区分別にも確認できます。
「過少申告」は「出勤打刻前」と「退勤打刻後」と「打刻なし」の差異が、「過大申告」は「出勤打刻後」と「退勤打刻前」と「ログなし」の差異が対象です。
※画像クリックで拡大します。
グラフにカーソルを合わせると吹き出しが表示され、平均差異と差異時間の合計を確認できます。
個人別一覧
勤怠レポート > 勤怠差異 > 「打刻とログの差異」の画面右上の「個人別一覧」をクリックします。
表示月のログ時間や差異時間など、個人ごとに確認できます。いずれかの従業員の行をクリックすると、より詳細な内容が確認できます。
※画像クリックで拡大します。
表の左上にあるチェックボックスで、「出勤打刻前」「退勤打刻後」「打刻なし」「出勤打刻後」「退勤打刻前」「ログなし」項目の、表示/非表示を切り替えられます。
項目名 | 説明 |
---|---|
出勤打刻前 | ログが先に記録され、その後に出勤打刻が記録されています。サービス残業が発生した可能性がありますのでご注意ください。 |
退勤打刻後 | 退勤打刻が先に記録され、その後にログが記録されています。サービス残業が発生した可能性がありますのでご注意ください。 |
打刻なし | ログが記録されている時間のうち、打刻のない時間を記録しています。サービス残業が発生した可能性がありますのでご注意ください。 |
出勤打刻後 | 出勤打刻が先に記録され、その後にログが記録されています。 |
退勤打刻前 | ログが先に記録され、その後に退勤打刻が記録されています。 |
ログなし | 打刻が記録されている時間のうち、ログのない時間を記録しています。 |
また、画面右上の「個人データ[CSV]」ボタンをクリックすると、「個人別詳細」の表示内容の一覧をCSVデータで出力できます。
個人別詳細
「個人別一覧」画面で行をクリックすると、その従業員の日ごとのログと打刻時刻のタイムバー、差異時間が確認できます。
※画像クリックで拡大します。
[詳細] をクリックすると、集計画面が表示されます。
※画像クリックで拡大します。
(1)打刻時刻、ログ時刻がタイムバーで表示されます。
緑……過少集計されている時間帯
青……過大集計されている時間帯
黄……休憩、またはロック中の時間帯
(2)打刻時刻、ログ時刻を確認できます。
(3)過少集計されている時間の合計、過大集計されている時間の合計が表示されています。
補足
タイムバーの表示開始時間は、KING OF TIME 勤怠管理にて設定した従業員の所属の日付変更時間となります。所属設定の詳細はこちらをご参照ください。
ご注意
利用PC側の設定やネットワーク設定に起因し、シャットダウン時のログが、次回のPCログイン時にKING OF TIME システムログサーバーに反映されることがあります。この場合、「勤怠差異」を確認できるのは、KING OF TIME データ分析への夜間連携後(「次回のPCログイン」の翌日以降)になります。