生産性データ「勤怠行動比較」では、どのようなことが確認できますか?

労働時間や遅刻回数などいくつかの項目の「偏差値」を算出し、レーダーチャートで傾向を確認できます。

 

在籍者の「偏差値」を「100」として、退職者や従業員個人の「偏差値」と比較できます。

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※画像をクリックすると拡大表示します。

 

データの計算対象期間

在籍者の計算対象期間は、本製品利用開始月~当年前月です。退職者の計算対象期間は、退職月から過去3ヶ月分です。

例)2022年9月10日に退職→2022年9月~2022年7月が計算対象期間となる。

 

対象項目

項目名 説明
労働時間 法定休日や時間外労働を含む総労働時間が対象です。
休出回数 法定休日と法定外休日の出勤回数が対象です。
休暇取得日数 有給休暇の取得日数が対象です。
遅刻回数 遅刻回数が対象です。
出勤規則性 出勤打刻時刻が対象です。
退勤規則性 退勤打刻時刻が対象です。

 

偏差値の計算方法

退職者、もしくは従業員個人の偏差値の計算方法は以下の通りです。

 

1. 従業員ごとの平均値を算出します。
全期間の合計 ÷ 月数 = 平均*1
 
2. 在職者の平均*2、標準偏差*3を算出します。

※対象者は在籍者のみ(退職者は含めない)

 

3. 退職者比を算出します。

 

1)各従業員、各退職者の標準偏差10、平均100とする偏差値を算出します。(小数点以下四捨五入)
10 × (従業員平均*1 - 在職者平均*2) ÷ 在職者標準偏差*3 + 100

 

2)退職者偏差値の平均値を算出します。
上記で算出した各退職者の偏差値の合計 ÷ 退職者数 = 退職者平均偏差値

 

例 従業員個人の「労働時間」の偏差値

◆データの計算対象期間

利用開始月2023年4月~当年前月2023年6月

 

◆在籍者数・総労働時間

在籍者数:3人

総労働時間:1,461時間

 

◆労働時間数

従業員A

  • 2023年4月:160時間
  • 2023年5月:165時間
  • 2023年6月:162時間

従業員B

  • 2023年4月:171時間
  • 2023年5月:176時間
  • 2023年6月:169時間

従業員C

  • 2023年4月:150時間
  • 2023年5月:153時間
  • 2023年6月:155時間

 

◆従業員Aの偏差値

1. 従業員ごとの平均値を算出*1

  • 従業員A:(160時間 + 165時間 + 162時間) ÷ 3 = 162時間14分
  • 従業員B:(171時間 + 176時間 + 169時間) ÷ 3 = 172時間04
  • 従業員C:(150時間 + 153時間 + 155時間) ÷ 3 = 152時間38分

 

2. 在職者の平均*2、標準偏差*3を算出します。

●平均

(162時間14分 + 172時間04分 + 152時間38分) ÷ 3 = 162時間19分

 

●標準偏差

(1,461時間 ー 162時間19分)の二乗の総和 ÷ √3 = 0.4050102897

 

3. 偏差値を算出します。
10 × (162時間14分*1 - 162時間19分*2) ÷  0.4050102897*3 + 100 =100

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