KING OF TIMEサポートセンターです。
2024年4月から、いよいよ建設業や運送業にも時間外労働の上限規制が適用されます。今回は時間外労働の上限機能の設定方法やよくあるご質問をご紹介します。建設業や運送業のお客様はもちろん、その他の業種のお客様も、本機能をおさらいして法改正に備えましょう!
後半では、昨年7月にご紹介し好評をいただいた「KING OF TIME データ分析」の時間外労働に関する分析やレポート表示機能について、再度ご紹介いたします。
トピック
「時間外労働の上限規制」の設定方法
時間外労働の上限規制機能を利用すれば、36協定の届け出に記載した上限時間および上限回数の手前の値(警告値)に到達した従業員を確認できます。上限を超える前に対象従業員を把握し、対策を講じることができるようになります。
一般業種(建設業含む)の場合
時間外労働(休日労働は含まず)の上限は、原則として月45時間、年360時間となります。
運送業の場合
時間外労働の上限は年960時間となります。こちらを管理するための機能が2月14日(水)深夜にリリースされました。
設定方法
1. 設定 > その他 > オプション > 勤怠管理設定カテゴリ > 時間外労働の上限規制 自動車運転の業務機能 にて「使用する」を選択します。
2. 設定 > その他 > 働き方改革関連設定 > [時間外労働の上限規制]タブ > [新規登録]または[編集]をクリックします。
3. 基本情報カテゴリ > 運用業務 にて「自動車運転の業務」を選択します。これによって、特別条項における時間外労働の上限カテゴリ > 1年間(休日労働含まない) の法律の上限が960時間になります。また、自動車運転の業務の対象外となる項目が非表示となります。その他の項目の設定は一般業種と同一です。詳細はこちらの記事をご参照ください。
「時間外労働の上限規制」よくあるご質問
「時間外労働の上限規制」機能に関するよくあるご質問をまとめました。
1年間の集計の起算日はいつですか?
1年間の集計の起算日は「事業年度開始月日」です。このため、「事業年度開始月日」を、36協定の届け出に記載した「起算日(年月日)」と同日に設定することを推奨します。事業年度開始月日を変更したい場合は、こちらの記事をご確認のうえ、サポートセンターにご希望の事業年度開始月日をご連絡ください。
計算対象となる集計項目は何ですか?
対象項目は以下のとおりです。
時間外労働の対象項目 | ・残業 ・深夜残業 ・割増残業1 ・割増残業2 ・割増深夜残業1 ・割増深夜残業2 ・法定外休日残業 ・法定外休日深夜残業 |
休日労働の対象項目 | ・法定休日所定 ・法定休日所定外 ・法定休日深夜 ・法定休日深夜所定外 ・法定休日残業 ・法定休日深夜残業 |
「時間外労働の上限規制」機能の計算対象には、以下の集計項目は含まれません。
・法定外休日所定
・法定外休日所定外
・法定外休日深夜所定
・法定外休日深夜所定外
管理者や対象従業員に警告時間や上限時間のアラートをメール通知する方法は?
「カスタムデータ項目設定」と「アラート設定」を設定し、「アラート通知」を利用すれば、管理者や対象従業員にアラート内容をメール通知できます。詳細はこちらの記事をご確認ください。
KING OF TIME データ分析で業務改善!時間外労働レポートのご紹介
「KING OF TIME 勤怠管理」をご利用のお客様であれば無料で利用できる、「KING OF TIMEシリーズ」をご存知ですか?
シリーズ内の「KING OF TIME データ分析」を利用すれば、KING OF TIME 勤怠と自動連携し、さまざまな勤怠レポートを表示できます。例えば「時間外労働」の発生状況について、以下のようなレポートを表示できます。残業の原因特定や改善策検討にきっとお役立ていただけるはずです。
残業の発生状況をらくらく把握
年間の時間外労働について、平均時間の推移を確認できます。男女別での確認も可能です。年間どのくらいの残業が発生しているのかを視覚的に把握できます。
※労働時間 > 時間外労働 > 年間推移 で確認できます(詳細はこちら)。
月間の時間外労働について、所属や雇用区分ごとに、平均時間、時間外労働時間数が「最大の所属」と「最小の所属」の格差を確認できます。
※労働時間 > 時間外労働 > 月間比較 で確認できます(詳細はこちら)。
シグナルアラートで36協定上限時間をしっかり管理
36協定「特別条項」の発動回数と当月許容時間を基準としたシグナルアラートを表示します。黄色、オレンジ、赤の3段階で危険度を表現し、アラートに抵触した従業員の情報を一覧表示します。
※分析トップで確認できます(詳細はこちら)。
メール通知にも対応
アラートに抵触した従業員がいる場合に、指定した管理者に対してメール通知できます(詳細はこちら)。
従業員ごとの詳細分析でじっくりケア
気になる従業員については、従業員ごとの年間グラフで詳細な分析を確認できます。時間外労働の年間推移や、時間外労働+法定休日労働の年間推移、2~6ヶ月平均値などをグラフ化します。
※個人年間ページ > 36協定 で確認できます(詳細はこちら)。
ポイント
ご紹介したレポート以外にもさまざまなレポートを表示可能です。「時間外労働」に関するレポート詳細は以下の記事をご参照ください。
・分析トップ
・労働時間 > 時間外労働
・労働時間 > 時間外労働 > 個人別一覧
・個人年間ページ
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