「日の契約労働時間」では、従業員の1日の労働時間を設定します。「日の契約労働時間」の設定方法と影響範囲について、以下に説明します。
目次
設定方法
「雇用区分設定」または「従業員設定」で設定可能です。どちらにも設定した場合、「従業員設定」の設定内容が優先されます。
雇用区分設定
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当雇用区分の[編集] > 基本情報カテゴリの「詳細」タブ > 日の契約労働時間
従業員設定
設定 > 従業員 > 従業員設定 > 該当者の [編集] > 雇用情報カテゴリの「詳細」タブ > 日の契約労働時間
影響範囲
「日の契約労働時間」は、次の場合に参照されます。
以下に詳細を解説します。
時間単位休暇の1日換算
時間単位休暇の取得時間が「日の契約労働時間」に達すると、休暇を1日取得した扱いになります。
時短勤務者の有休付与日数計算
有休比例付与は労働基準法に基づき、「週所定労働時間」が30時間未満の場合に限り適用されます。「週所定労働時間」が30時間以上の場合は、週所定労働日数が5日未満の契約であっても、5日以上の場合の有休付与日数が算出されます。
「日の契約労働時間」はこの「週所定労働時間」の計算に使用されます。
週所定労働時間 = 週所定労働日数 × 日の契約労働時間
時短勤務者の有休付与日数計算については、こちらもご参照ください。
「1年単位の変形労働」設定の入力補助
「1年単位の変形労働」を設定する際、「労働時間」の入力補助として使用されます。
1. 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > 働き方カテゴリ > 労働時間 にて「変形労働時間制」を選択し、「1年単位の変形労働」 を選択します。
2. 「開始月」の入力後、[月別労働時間設定]をクリックします。
3. 「休日日数」を入力すると、以下の計算式に基づき「労働時間」が自動入力されます。
労働時間 = (当月の歴日数 - 休日日数) × 日の契約労働時間
休暇取得時のみなし勤務時間(休暇取得方法「パターン使用」の場合)
※休暇取得方法「パターン使用」のお客様へのご案内です。
設定 > スケジュール > パターン設定 > 全日休暇パターンの[編集] > 休暇情報カテゴリの「詳細」タブ > みなし勤務時間 で、「雇用区分又は、従業員毎に設定されている「日の契約労働時間」をみなし労働時間として計算する 」にチェックを入れている場合、「日の契約労働時間」がみなし勤務時間として使用されます。