日本の祝日、および会社独自の祝日の登録方法を解説します。
祝日を登録すると、自動スケジュール設定の祝日欄の設定に従って勤務日種別や休暇などのスケジュールが自動反映されます。
目次
前提
祝日登録前に、以下の前提をご確認ください。
1. 前年10月中の登録を推奨
祝日は毎年登録する必要があります。前年の10月中に登録作業を実施することを推奨します。理由は以下の通りです。
「日本の祝日」は前年10月以降に登録可能
毎年10月頃、翌年の祝日設定画面に[日本の祝日登録]ボタンが表示され、祝日を登録できるようになります。
※このボタンが表示されていない場合は、本システムのサーバー側で翌年の祝日反映の準備ができていません。10月に入ってからも表示されないときは、数日後に今一度祝日設定画面を確認してください。
祝日当日の最大62日前までに登録が必要
祝日は、当日の最大62日前までに登録しておく必要があります。
何日前までに登録すべきかは、以下の項目の設定状況によって異なります。
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > スケジュールカテゴリ > 自動スケジュールの適用日数
自動スケジュールを設定している場合は、上記項目で設定された日数に従い、未来のスケジュールが自動登録されます。スケジュール登録後に祝日を登録しても上書き修正されません。このため、この日数より前のタイミングで祝日を登録してください。
例)自動スケジュールの適用日数が62日、1月1日元日を祝日登録したい場合
→62日前の、10月30日までに祝日を登録してください。
ポイント
自動スケジュール反映後に祝日を設定した場合は、手動でスケジュール修正する必要があります。修正方法は後述する「【補足2】祝日登録前に自動スケジュールが反映された場合の対処方法」をご参照ください。
2. 自動スケジュール設定の確認
自動スケジュール設定の祝日欄の設定に従って勤務日種別や休暇スケジュールなどが自動反映されます。
設定 > スケジュール > 自動スケジュール設定 を開き、各所属 / 各雇用区分の祝日欄に、祝日用の勤務日種別や休暇スケジュールなどが設定されていることをご確認ください。自動スケジュールの設定方法はこちらの記事をご参照ください。
※上記画像は「休暇区分使用」環境の画面です。利用状況によっては表示が異なる場合があります。
補足
従業員別自動スケジュールを設定している場合は、設定 > 従業員 > 従業員設定 > 対象者の[その他(≡)] > 従業員別自動スケジュール にて、祝日欄の設定状況を確認してください。従業員別自動スケジュールの設定方法はこちらの記事をご参照ください。
日本の祝日を登録する
日本の祝日の登録方法を解説します。
1. 設定 > その他 > 祝日設定を開きます。
2. 「表示条件の指定」エリアで「年」を選択し、[表示]ボタンをクリックします。該当年の画面が表示されます。[日本の祝日登録]ボタンをクリックします。
ご注意
・指定した年に対して祝日が登録されます。年を誤らないよう、ご注意ください。
・[日本の祝日登録]ボタンが表示されていない場合は、本システムのサーバー側で翌年の祝日反映の準備ができていません。10月に入ってからも表示されないときは、数日後に今一度祝日設定画面を確認してください。
3. 取り込み対象の祝日一覧が表示されます。
4. 「所属の選択」にて適用する所属を選択し[登録]ボタンをクリックします。
独自の祝日を登録する
会社独自の祝日を登録します。手動登録またはCSVインポートが可能です。
ポイント
年末年始休業を会社独自の祝日として登録できます。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
手動登録する
1. 「表示条件の指定」エリアで「年」を選択し、[表示]ボタンをクリックします。該当年の画面が表示されます。[+新規登録]ボタンをクリックします。
2. 以下の項目を入力して[登録]ボタンをクリックします。
- 所属…… 祝日を適用する所属を選択します。
- 日付…… 祝日の日付を設定します。
- 祝日名…祝日の名称を登録します(創立記念日など)。
インポートで一括登録する
CSVファイルをインポートすることで、祝日を一括登録できます。
1. 全メニュー > エクスポート/インポート > データ入力(インポート)カテゴリ > [祝日データ]をクリックします。
2. [入力用テンプレートのダウンロード]ボタンをクリックし、CSVファイルをダウンロードします。
3. ダウンロードしたCSVファイルに必要事項を入力して保存します。入力方法は以下を参考にしてください。
入力方法
項目名 | 説明 |
---|---|
祝日日付 | 入力必須項目です。 祝日の日付を入力します。日付の形式は半角英数で、「YYYYMMDD」または「YYYY/MM/DD」のどちらかの形式を取り込むことができます。 |
祝日名 | 入力必須項目です。 祝日の名前を20文字以内で入力します。 |
所属コード | 所属コードを3~10文字の半角英数字で入力します。 既に登録されている所属の所属コードを入力します。ここで指定された所属へ祝日が設定されます。 所属コードを入力しなかった場合、「すべての所属」へ祝日が設定されます。 |
入力例
4. [ファイルを選択]ボタンをクリック > 取り込みファイルを選択 > [アップロード]ボタンをクリックします。
ご注意
すでに登録された祝日に対して、同じ設定をインポートすることはできません。エラーメッセージが表示されます。
5. 取り込み対象となる祝日を確認し、[登録]ボタンをクリックします。
祝日登録結果の確認方法
祝日の登録結果は以下のように確認できます。
日付表示
祝日として登録された日は、スケジュール管理画面などで日付が赤く表示されます。
※土曜日は青色、日曜日は赤色で表示されます。
祝日設定の反映タイミング
「前提」で解説した通り、雇用区分設定内の「自動スケジュールの適用日数」で設定された日数に従い、未来のスケジュールが自動登録されます。
ただし、自動スケジュールが反映された後に祝日を設定した場合は自動反映されませんので、手動でスケジュール修正する必要があります。修正方法は後述する「【補足2】祝日登録前に自動スケジュールが反映された場合の対処方法」をご参照ください。
【補足1】祝日と日曜日が重なる場合
祝日設定が優先されます。
「自動スケジュール設定」などで以下のように設定されている場合、
- 日曜日:「法定休日」
- 祝日 :「法定外休日」
祝日と重なった日曜日は「法定外休日」として扱われます。
日曜日を「法定休日」にしたい場合は、祝日設定にて該当の祝日を削除してください。
【補足2】祝日登録前に自動スケジュールが反映された場合の対処方法
祝日登録前に自動スケジュールが反映されてしまった場合の対処方法を解説します。祝日前のときは該当日のスケジュールを削除します。そのまま一晩待てばスケジュールが自動反映されます。祝日を過ぎてしまったときは、過去のスケジュールは自動反映されませんので、スケジュール削除後、手動でスケジュール登録する必要があります。
祝日前のとき
1. 本記事の内容を参考に祝日を登録します。
2. 管理画面ホーム > よく使うメニュー > スケジュール管理 を開きます。
3. 対象所属を1つだけ選択した状態で[表示]をクリックします。[スケジュール登録]が表示されますので、クリックします。
3. 「(1)コピー元スケジュール」の「パターン」で「削除」を選択します。
4. 「(2)スケジュール表」の修正したい日にチェックをつけます。
5. [保存]をクリックすると、該当日のスケジュールが削除され空欄になります。夜間、空欄箇所にスケジュールが自動反映されます。翌日、スケジュールが反映されていることをご確認ください。
祝日を過ぎてしまったとき
1. 本記事の内容を参考に祝日を登録します。
2. 前述の「祝日前のとき」の手順を参考に、対象日のスケジュールを削除します。
※いったんスケジュールを削除して空欄にしてください。削除しないと、平日用スケジュールの設定が残ってしまう場合があります。
3. 「(1)コピー元スケジュール」の以下の項目を選択します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | 勤務日種別 | 祝日に割り当てたい勤務日種別を選択します(法定外休日など)。 |
2 | 休暇区分 | 「詳細項目設定」を展開すると表示されます。 種別 祝日に割り当てたい休暇区分を選択します(公休など)。 取得単位 「全日休暇」を選択します。 |
休暇取得方法「パターン使用」の場合
「パターン使用」環境の場合は、以下の項目を選択してください。
(1)パターン:
祝日に割り当てたい全日休暇パターンを選択します(公休など)。
(2)勤務日種別:
祝日に割り当てたい勤務日種別を選択します(法定外休日など)。
3. 「(2)スケジュール表」の修正したい日にチェックをつけます。
4. [保存]をクリックすると、該当日のスケジュールが登録されます。