半休取得で生じた半日の休暇残数を時間休取得に利用できるか、または時間休取得で生じた残時間を半休取得に利用できるかどうかは、半休と時間休を「併用しない」または「併用する」という内部設定によって異なります。
それぞれの仕様とメリット、デメリットをご確認のうえ、必要な場合はサポートセンターに内部設定の変更をご依頼ください。
目次
半休と時間休を「併用しない」
※2016年2月17日以降に発行されたアカウントはこちらの設定になっています。
- 半休取得で生じた残りの半日は、同じく半休でのみ取得可能です。
- 時間休取得で生じた残時間は、時間休のみで取得可能です。
メリット | デメリット |
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付与された残数を残さず使えます。 | 残数が半日しか残っていない場合、時間休は取得できません。 |
補足
残数が1日の場合、半休を取得した残りの0.5日を時間換算して1時間ずつ取得することはできません。そのため後に付与された有休残数から先に、時間休が取得される場合もあります。
半休と時間休を「併用する」
半休および時間休を取得した際の残数は、半休としても時間休としても取得可能です。
例)
- 日の契約労働時間:8時間
- 有休残数:1日(時間換算=8時間)
上記の場合、まず半休を取得し、残りの0.5日を1時間ずつ計4時間取得、といった組み合わせでの取得方法が可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
上記例のように半休・時間休の取得が柔軟にできます。 | 日の契約労働時間の設定によっては、時間休の残数が分単位で残ります。その残数は、時間休で取得できません。詳細は以下の例をご参照ください。 |
デメリットの例(日の契約労働時間が奇数の場合)
・日の契約労働時間:7時間
・有休残数:0.5日(時間換算=3.5時間)
有休残数から1時間ずつ取得します。
時間休取得後の有休残数:3.5時間-3時間=30分
※30分の残数が残りますが、分単位となるため時間休として取得できません。
「併用する」から「併用しない」に設定変更する場合
残日数不足エラーになったり、休暇残数が減少したりする場合があります。以下に事例を紹介します。
例1)残日数不足エラーになる場合
半休と時間休を「併用する」設定かつ、以下の設定で時間休を取得します。
- 日の契約労働時間:8時間
- 有休残数:0.5日(時間換算=4時間)
- 有休残数から1時間ずつ取得する。
その後、半休と時間休を「併用しない」設定に変更します。
変更前 | |
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半休と時間休を 「併用する」設定 |
有休残数0.5日から合計4時間の時間休を取得でき、取得後の有休残数は0になります。 |
変更後 | |
半休と時間休を 「併用しない」設定 |
有休残数0.5日から時間休の取得ができなくなるため、取得後の有休残数がマイナスになり時間休取得日がエラー勤務扱いになります。 時間休取得後の有休残数:0.5日 / -4時間 ![]() ![]() |
例2)休暇残数が減る場合
半休と時間休を「併用する」設定かつ、以下の設定で時間休を取得します。
- 日の契約労働時間:7時間
- 有休残数1:0.5日(時間換算=3.5時間)
2020年1月1日付与 / 有効期限2021年12月31日 - 有休残数2:10日
2021年1月1日付与 / 有効期限2022年12月31日 - 2021年12月31日に有休3時間取得
その後、半休と時間休を「併用しない」設定に変更します。
変更前 | |
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半休と時間休を 「併用する」設定 |
・有休残数1から時間休を消化できます。3.5時間-3時間=30分 ・有休残数2からの消化はないため残数に変更はありません。 時間休取得後の有休残数:10日 / 30分(有休残数1+有休残数2) ![]() ※残数30分は分単位となるため時間休として取得できません。 |
変更後 | |
半休と時間休を 「併用しない」設定 |
・有休残数1からは時間休を消化できないため残数に変更はありません。 ・有休残数2から時間休が消化されます。10日-3時間=9日4時間 時間休取得後の有休残数:9.5日4時間(有休残数1+有休残数2) ![]() |
サポートセンターへの設定変更依頼
設定変更をご希望の場合、「半休と時間休を併用しない(または する)」旨をご依頼ください。