2つの理由があります。
- 「第2基準日」を設定で、2回目以降の付与日が特定の日に固定されることで、2回目の付与日時点の勤続年数が1年6ヶ月より早まることがあるため。
- 「有休付与対象者画面」の「付与日時点の勤続年数」で参照される項目は、第2基準日の設定によって変化しないため。
順を追って解説します。
※表示された勤続年数が実際の勤続年数と違う場合も変更はできません。
目次
第1基準日の設定
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 対象区分の[編集] > 休暇関連カテゴリ > 有休付与:[有休付与関連設定]内の必須項目として第1基準日があります。(※)
通常、入社日から6ヶ月後の日を初回付与日として、その日を毎年の付与日とします。第1基準日だけを設定している場合、2回目の有休付与日は入社日から1年6ヶ月後になります。
※第1基準日関連項目の詳細はこちら
第2基準日の設定
一方、「第2基準日」を設定すると、2回目以降の有休付与日が第2基準日に統一されます。(※)結果、2回目の付与日が第1基準日だけを設定している場合より早まることがあります。
その際、付与日時点の実際の勤続年数が、有休付与対象者画面の「付与時点の勤続年数」に表示される勤続年数と異なることがあります。以下に設定例をあげて解説します。
※第2基準日関連項目の詳細はこちら
表示と実際の勤続年数が違う例(第2基準日設定時)
例)2021年7月1日入社
- 第1基準日:入社日から6ヶ月後
- 第2基準日:10月1日
上記のような場合、初回と2回目の付与日、付与日時点の勤続年数は以下の通りです。
上記の場合、実際の勤続年数は1年3ヶ月ですが、付与対象者画面の「付与日時点の勤続年数」では「1年6ヶ月」と表示されます。
付与日 | 基準日 | 実際の勤続年数 | 表示上の勤続年数 | |
---|---|---|---|---|
初回 | 2022年1月1日 | 第1基準日 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
2回目 | 2022年10月1日 | 第2基準日 | 1年3ヶ月 | 1年6ヶ月 |
表示と実際の勤続年数に差異が生じる理由
付与対象者画面の「付与日時点の勤続年数」に表示される勤続年数は、
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 対象区分の[編集] > 休暇関連カテゴリ > 有休付与:[有休付与関連設定]内の表を参照しています。
第2基準日に付与が行われる場合にも、この表の付与日タイミングが付与対象者画面の「付与日時点の勤続年数」表示に反映されるため、実際の勤続年数との間に差異が生じます。