本システムでは、あらかじめ予定された日の所定労働時間(契約時間)よりも実際の労働時間が少ない場合に、その差分を算出する機能は実装されていません。
「遅刻時間」には、出勤予定時刻よりも出勤打刻時刻が遅い場合にその差分が計上される仕様です。また「早退時間」には、退勤予定時刻よりも退勤打刻時刻が早い場合にその差分が計上される仕様です。
※「遅刻時間」「早退時間」が計上される条件はこちらの記事をご参照ください。
補足
フレックスタイムを設定している場合は、「当月の所定時間」に対し「基準内労働時間」が未達のときに「不足時間」が計上されます。詳細はこちらの記事をご参照ください。
目次
遅刻早退として集計されない事例
本システムで遅刻や早退として集計されない事例を解説します。
休憩延長などによって労働時間は少ないが、打刻が予定時刻を下回っていない場合
例えば以下のような場合、
予定
- 出勤予定 9:00
- 退勤予定 18:00
- 休憩予定 12:00~13:00
→あらかじめ予定された所定労働時間:8時間0分
実績
- 出勤打刻 9:00
- 退勤打刻 18:00
- 実際の休憩時間12:00~13:15 ※予定より15分延長
→労働合計:7時間45分 ※8時間に対して15分不足
出勤打刻が出勤予定以前になっているため「遅刻時間」は計上されません。退勤打刻が退勤予定以降になっているため「早退時間」も計上されません。
出勤/退勤予定を設定していない場合
例えば以下のような場合、
予定
日の契約時間:8時間0分
※出勤/退勤予定の登録なし
実績
- 出勤打刻 9:00
- 退勤打刻 16:00
- 実際の休憩時間 12:00~13:00(1時間)
→労働合計:6時間0分 ※8時間に対して2時間不足
出勤/退勤予定を設定していないので「遅刻時間」や「早退時間」は計上されません。
代替策:データ出力で確認する方法
任意の固定値を設定し、「労働合計」との差分を日ごとにデータ出力することは可能です。ただし、休日についても差分が算出されてしまうため、データ出力後に休日を除外するなどの二次加工が必要です。
日別データカスタム項目を作成し、出力レイアウトに加えたうえでデータ出力(エクスポート)します。
1. 日別データカスタム項目の作成
1. 管理画面ホーム > よく使うメニュー > エクスポート / インポート > データ出力(エクスポート)カテゴリ > [日別データ[CSV]]の右の「[出力レイアウト作成]をクリックします。
2. [日別データカスタム項目]タブをクリックします。
3. [+新規作成]をクリックし、以下のように入力します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | カスタム項目名 | 任意の項目名を入力します(「控除時間」など)。 |
2 | 計算単位 | 「時間」を選択します。 |
3 | 計算結果 | 「マイナス値は出力しない」にチェックをつけます。 |
4 | 固定値 | 所定労働時間を分単位で入力します(8時間の場合は「480」)。 |
5 | 計算値として使用 | 「する」を選択します。 |
4. 「追加する項目を選択してください。」にて、「労働合計」の「-」にチェックをつけます。
5. [登録]をクリックします。
2. 出力レイアウト作成
1. 管理画面ホーム > よく使うメニュー > エクスポート / インポート > データ出力(エクスポート)カテゴリ > [日別データ[CSV]]の右の「[出力レイアウト作成]をクリックします。
2. [+新規作成]をクリックし、以下のように入力します。
※画像クリックで拡大します。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | レイアウト名 | 任意のレイアウト名を入力します(「「控除時間」確認用」など)。 |
2 | 表示項目 | 上記で作成した日別データカスタム項目を選択します。その他、従業員コードや名前、勤務日種別などを選択します。 |
3. [登録]をクリックします。
3. データ出力
1. 管理画面ホーム > よく使うメニュー > エクスポート / インポート > データ出力(エクスポート)カテゴリ > [日別データ[CSV]]をクリックします。
2. 出力レイアウトにて、上記で作成したレイアウトを選択して出力します。出力方法はこちらの記事をご参照ください。