標準報酬月額(社会保険料)の計算基礎となる項目の設定方法

社会保険料の計算基礎となる項目の設定方法と、設定した金額を元に「報酬月額(通貨)」「標準報酬月額(健康保険)」「標準報酬月額(厚生年金保険)」を自動計算する方法を解説します。

 

設定方法

1. 管理画面 > 従業員一覧 を開き、対象従業員をクリックします。

 

2. [編集]をクリックします。

 

3. 適用日を指定し、[決定]をクリックします。

 

ポイント

正しい「適用日」を設定してください。KING OF TIME 給与をご利用の場合、保険料対象月の末日時点の情報を参照します。例えば4月分の保険料の場合、KING OF TIME 給与では4月30日時点の情報を参照します。

 

4. 以降の説明を参考に、[給与]タブと[通勤]タブを設定します。これらの設定を元に[社会保険 労働保険]タブにて自動計算を行い、[保存]をクリックします。

 

1. [給与]タブの設定

基本給など、社会保険料の計算対象となる支給項目を設定します。この金額が保険料の計算基礎となります。

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1. 給与カテゴリ > 支給形態 にて、「月給制(完全)」または「日給月給制」を選択します。

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2. 「基本給」項目が表示されますので、チェックボックスをオンにし、「金額」欄を入力します。

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ご注意

  • 企業情報 > 給与規定 > 支給項目 > 各支給項目 > 詳細設定 にて「社会保険報酬月額の計算対象」のチェックボックスがオンになっている項目が報酬月額(通貨)の計算の基礎となります。「基本給」などデフォルトで用意されている項目は、初期状態で「社会保険報酬月額の計算対象」のチェックボックスがオンになっています。新たに追加した支給項目を報酬月額(通貨)の計算対象にする際の詳細はこちらを参照ください。
  • デフォルトで用意されている「非課税通勤手当」「課税通勤手当」については、チェックボックスをオンにしても、「報酬月額(通貨)」の対象にはなりません。後述する「2. [通勤]タブの設定」を参考に、[通勤]タブを設定してください。

 

2. [通勤]タブの設定

報酬月額算出用カテゴリ > 通勤手当 に、1ヶ月あたりの通勤手当の金額を入力します。「支給間隔」が「出勤日数」「1ヶ月」「3ヶ月」「6ヶ月」の場合は、1ヶ月あたりの金額に換算して入力してください。設定状況によっては自動計算が可能です。

詳細はこちらの「通勤手当」項目の説明をご参照ください。

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3. [社会保険 労働保険]タブの設定

前述の「1. [給与]タブの設定」や「2. [通勤]タブの設定」で設定した金額を元に、「報酬月額(通貨)」「標準報酬月額(健康保険)」「標準報酬月額(厚生年金保険)」を自動計算します。

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報酬月額(通貨)

共通カテゴリ > 報酬月額(通貨) にて[反映]をクリックすると、以下の内容の合算が自動入力されます。この項目は手入力も可能です。

  • [給与]タブの金額(企業設定 > 給与規定 > 支給項目 >対象項目 > 詳細設定で「社会保険報酬月額の計算対象」となっている項目)
  • [通勤]タブで設定した「通勤手当」

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標準報酬月額(厚生年金保険)

厚生年金保険カテゴリ > 標準報酬月額(厚生年金保険) にて[反映]をクリックすると、報酬月額(通貨)+報酬月額(現物)の金額に応じて標準報酬月額の金額と等級が自動選択されます。この項目は手動選択も可能です。

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標準報酬月額(健康保険)

健康保険カテゴリ > 標準報酬月額(健康保険) にて[反映]をクリックすると、報酬月額(通貨)+報酬月額(現物)の金額に応じて標準報酬月額の金額と等級が自動選択されます。この項目は手動選択も可能です。

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