月のみなし残業時間がある場合の計算式の設定方法

KING OF TIME 勤怠管理で「月のみなし残業時間」を設定し、「月のみなし残業時間」の超過時間を残業割増対象としている場合の計算式の設定方法について、解説します。

 

ご注意

本記事の設定方法は一例です。残業時間や超過時間をどのように算出しているかにより、設定内容は異なります。

 

前提

  • KING OF TIME 勤怠管理にて「月のみなし残業時間」を設定している
  • KING OF TIME 勤怠管理の月別カスタムデータ項目で、「月のみなし残業時間」の超過時間を「残業時間 + 深夜残業時間 + 法定外休日残業時間 + 法定外休日深夜残業時間 - 月のみなし残業時間」と設定している

 

計算式の設定方法

「月のみなし残業時間」の超過時間を算出しているカスタムデータ項目名を「みなし残業超過分」とした場合、KING OF TIME 給与の計算式が以下になるように設定してください。

割増手当 残業

割増賃金の計算基礎 ÷ 月の平均所定労働時間 ✕ 1.25 ✕ みなし残業超過分

※上記の数字「1.25」(割増率)は一例です。貴社での実際の割増率を設定してください。

 

割増手当 深夜残業

割増賃金の計算基礎 ÷ 月の平均所定労働時間 ✕ 0.25 ✕ ( 深夜残業時間 + 法定外休日深夜残業時間 )

※上記の数字「0.25」(割増率)は一例です。貴社での実際の割増率を設定してください。

設定方法

1. メニュー「設定」 > 「計算式設定」を開いて締め日グループを選択し、[データ取得]をクリックします。

 

2. [編集]をクリックし、「割増手当 残業」項目にチェックを入れます。

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3. 画面左側のデータエリアの「勤怠項目(その他)」を「割増手当 残業」項目の計算式の末尾にドラッグアンドドロップします。

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4. 移動させた「勤怠項目(その他)」の編集アイコンをクリックし、「みなし残業超過分」を選択して[保存]をクリックします。

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5. 「割増手当 残業」項目の計算式にある「残業時間」を画面左側のゴミ箱にドラッグアンドドロップし、画面右上の[保存]をクリックします。

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補足:「月のみなし残業時間」に深夜残業が含まれる場合の設定方法

「月のみなし残業時間」に深夜残業が含まれる場合は、「割増手当 残業」項目で「残業時間 + 深夜残業」に対する残業割増(1.25)を計算し、「割増手当 深夜残業」で深夜割増分(0.25)のみ計算します。

 

月別カスタムデータ項目や計算式を次のように設定します。

 

  • KING OF TIME 勤怠管理「月別カスタムデータ項目」の「みなし残業超過分」:
    残業時間 + 深夜残業時間 + 法定外休日残業時間 + 法定外休日深夜残業時間 - 月のみなし残業時間

  • KING OF TIME 給与の「割増手当 残業」:
    割増賃金の計算基礎 ÷ 月の平均所定労働時間 ✕ 1.25 ✕ みなし残業超過分

  • KING OF TIME 給与の「割増手当 深夜残業」:
    割増賃金の計算基礎 ÷ 月の平均所定労働時間 ✕ 0.25 ✕ ( 深夜残業時間 + 法定外休日深夜残業時間 )

※「割増手当 深夜残業」の初期値では、割増率が「1.5」と設定されているため「0.25」に変更します。

また計算式の内容を(「深夜残業時間」+「法定外休日深夜残業時間」)とします。

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※画像をクリックすると拡大されます。

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