本システムでe-Gov電子申請を実施するための事前設定方法について解説します。
目次
【手順1】e-Govと連携する
本システムとe-Govを連携させます。
1. 設定 > 業務設定 > 電子申請利用設定をクリックします。
2. e-Gov連携項目の[e-Govにログインして連携]をクリックします。e-Govアカウントログイン画面(外部サイト)に遷移します。
※「連携中」と表示されている場合は、すでに連携が完了しているため連携作業は不要です。
3. e-Govにログインします。アカウントの種類によってログイン方法が変わります(詳細はこちら)。
アカウントの種類 | 説明 |
---|---|
e-Govアカウント | メールアドレスとパスワードを入力してください。 |
GビズID | [GビズIDでログイン]をクリックしてください。 |
Microsoftアカウント | [Microsoftでログイン]をクリックしてください。 |
4. ログイン後、本システムの「電子申請利用設定」画面に自動遷移します。ラベル表示が「連携中」となっていれば、e-Gov連携は完了です。
ご注意
- ログインに失敗した場合は、ブラウザの「戻る」操作により元の画面に戻る、または再度KING OF TIME 勤怠管理にログインし人事労務へ遷移してください。
- 連携を完了しても操作中に「e-Gov連携」が解除され「未連携」に戻ることがあります。その場合は再度連携操作を行ってください。
- 1台のPCの同一ブラウザ上では1つのKING OF TIME企業アカウントしかe-Gov連携できません。複数の企業アカウントを管理している場合は、こちらをご参照ください。
補足:連携を解除したい場合
連携を解除したい場合は「e-Gov連携を解除」をクリックします。確認画面が表示されますので「はい」を選択してください。表示が「未連携」に戻ります。
【手順2】電子申請基本情報を登録する
e-Gov電子申請時に使用する基本情報を登録します。
1. 設定 > 業務設定 > 電子申請利用設定 > 電子申請基本情報の[編集] > [+電子申請基本情報を追加する]をクリックします。
2. 申請情報名称を入力します。
※申請する届出を作成する際には、こちらで登録した名称を選択することになります。
3. 電子証明書をアップロードします。「ファイルを選択」をクリックし電子証明書のファイルを指定します。
ご注意
- 「pfx」または「p12」の拡張子のファイルのみ選択できます。
- ファイル名には使用できない文字があります。詳細はこちらの記事をご確認ください。
- 「GビズIDプライム・GビズIDメンバー」でe-Gov連携する場合は、電子証明書は不要です。
補足:
ファイル名の横に表示された「ゴミ箱」アイコンをクリックすると確認画面が表示されます。「はい」を選択すると、証明書ファイル、PINコードは削除されます。
4. 電子証明書取得時に設定したPINコード(電子証明書パスワード)をPINコード欄に入力します(詳細はこちら)。
※有効期限は「保存」ボタンクリック後に表示されます。
ご注意
- ファイル形式が正しくない、PINコードの登録がない場合はメッセージが表示され、保存できません。
- 保存後、電子証明書の有効期限が切れているなどで証明書が無効になっている場合や、証明書ファイルとPINコードの不整合があると、以下の警告が表示されます。本システムでは、PINコードは最大30文字まで対応しています。
- 電子申請書の期限が切れています。
- 電子証明書またはPINコードの確認が必要です。
5. 申請者情報を登録します。申請者には会社の代表者の情報を入力することが一般です。「法人」または「個人」を選択後、以下の項目を入力します。
入力項目
表示名 | 入力条件 | 個人を選択時 | 法人を選択時 |
---|---|---|---|
法人番号 | 半角数字 | (入力不可) | 必須 |
法人・団体名称 | 全角 | (入力不可) | 必須 |
法人・団体名称(フリガナ) | 全角カタカナ | (入力不可) | 必須 |
代表者氏名 |
全角 氏+全角スペース+名 |
必須 | 必須 |
代表者氏名(フリガナ) |
全角カタカナ 氏+全角スペース+名 |
必須 | 必須 |
代表者役職名 | 全角 | (入力不可) | 任意 |
部門名称 | 全角 | (入力不可) | 任意 |
部門名称(フリガナ) | 全角カタカナ | (入力不可) | 任意 |
郵便番号 |
半角 ※日本国外の場合「0000000」と入力 |
必須 | 必須 |
住所 |
全角 ※都道府県から入力 |
必須 | 必須 |
住所(フリガナ) | 全角 | 必須 | 必須 |
電話番号 | 半角 ハイフン必須 |
必須 | 必須 |
FAX番号 | 半角 ハイフン必須 |
任意 | 任意 |
電子メールアドレス | 半角 | 必須 | 必須 |
※入力に不備がある場合、メッセージが表示され、タブ「申請者情報」の文字が赤くなります。
※ e-Govでは使用できない文字があります。詳しくはこちらの記事で確認してください。
6. 連絡先情報を登録します。代表者に代わり申請届出事務を行う担当者の連絡先を入力してください。各行政機関からの問い合わせはこちらの連絡先に行われます。「法人」または「個人」を選択後、以下の項目を入力します。
※社会保険労務士が電子申請を代行する場合は「社会保険労務士として設定する」にチェックを入れてください。詳細は後述の「社会保険労務士が電子申請を代行する場合」をご確認ください。
入力項目
表示名 | 入力条件 | 個人を選択時 | 法人を選択時 |
---|---|---|---|
法人・団体名称 | 全角 | (入力不可) | 必須 |
法人・団体名称(フリガナ) | 全角カタカナ | (入力不可) | 必須 |
連絡先氏名 |
全角 氏+全角スペース+名 |
必須 | 必須 |
連絡先氏名(フリガナ) |
全角カタカナ 氏+全角スペース+名 |
必須 | 必須 |
連絡先役職名 | 全角 | (入力不可) | 任意 |
部門名称 | 全角 | (入力不可) | 任意 |
部門名称(フリガナ) | 全角カタカナ | (入力不可) | 任意 |
郵便番号 |
半角 ※日本国外の場合「0000000」と入力 |
必須 | 必須 |
住所 |
全角 ※都道府県から入力 |
必須 | 必須 |
住所(フリガナ) | 全角 | 必須 | 必須 |
電話番号 | 半角 ハイフン必須 |
必須 | 必須 |
FAX番号 | 半角 ハイフン必須 |
任意 | 任意 |
電子メールアドレス | 半角 | 必須 | 必須 |
※入力に不備がある場合、メッセージが表示され、タブ「申請者情報」の文字が赤くなります。
※ e-Govでは使用できない文字があります。詳しくはこちらの記事で確認してください。
7. [保存]ボタンをクリックします。電子証明書の有効期限が表示されます。
ご注意
- 「申請者情報」または「連絡先情報」のタブが赤い文字で表示されている場合は、入力に不備または必要な項目が未入力の状態です。その場合は「保存」ボタンをクリックできません。
- 以下の警告が表示された場合は、「編集」ボタンをクリックし修正してください。
- 「電子証明書の期限が切れています。」
最新の電子証明書をアップロードしてください。
- 「電子証明書またはPINコードの確認が必要です。」
電子証明書ファイル、またはPINコードが一致していません。証明書かPINコードが誤っている可能性があります。
- 「電子証明書の期限が切れています。」
補足
電子申請基本情報を複数利用する場合は、[編集]ボタンをクリックし[+電子申請基本情報を追加する]より情報を追加登録します
社会保険労務士が電子申請を代行する場合
連絡先情報の登録で「社会保険労務士として設定する」をチェックした場合、社会保険労務士情報欄が表示されます。社会保険労務士情報欄の対応手順を説明します。
1. 「提出代行に関する証明書」をアップロードします。「ファイルを選択」をクリックし、提出代行に関する証明書のファイルを指定します。
ご注意
- 「jpg」または「pdf」の拡張子のファイルのみ選択できます。
- 社会保険および雇用保険の手続きについて、社会保険労務士が、事業主との間に提出代行関係があることを証明するものです。アップロードした証明書は申請の際に自動添付されます。
- ファイル名には使用できない文字があります。詳細はこちらの記事をご確認ください。
補足
ファイル名の横に表示された「ゴミ箱」アイコンをクリックすると確認画面が表示されます。「はい」を選択すると、証明書ファイル、PINコードは削除されます。
2.「代理区分」を選択します。提出代行者、事務代理者から選択できます。ご不明な場合は代行する社会保険労務士にご確認ください。
複数の企業アカウントを管理している場合のご注意
KING OF TIME企業アカウントを複数管理し、e-Govログイン用アカウントもそれぞれに合わせて複数用意している場合は注意が必要です。1台のPCの同一ブラウザ上では、KING OF TIME企業アカウントを切り替えたとしても、1つのe-Govログイン用アカウントが継続して連携されます。次の方法で対処してください。
※複数のKING OF TIME企業アカウントに対して、1つのe-Govログイン用アカウントを使用して連携する場合は、対処不要です。
例:KING OF TIME企業アカウント(A社)と(B社)、e-Govログイン用アカウント(1)と(2)を所有している。(A社)を(1)へ、(B社)を(2)へそれぞれ連携したい。
対処方法
e-Govに連携後、連携を解除してからログアウトすることで、複数のKING OF TIME企業アカウントをe-Govに連携できます。
1. KING OF TIME企業アカウント(A)にログインし、e-Govログイン用アカウント(1)でe-Gov連携を行います。電子申請の操作が終了したら、連携を解除してからログアウトします。
2. KING OF TIME企業アカウント(B)にログインし、e-Govログイン用アカウント(2)でe-Gov連携を行います。
※再度KING OF TIME企業アカウント(A)で電子申請の操作をしたい場合、KING OF TIME企業アカウント(B)にて連携を解除してからログアウトします。
補足
複数の種類のブラウザを使い分けることでも対処可能です。
1. 「Google Chrome」でKING OF TIME企業アカウント(A)にログインし、e-Govログイン用アカウント(1)でe-Gov連携を行います。
2. 「Microsoft Edge」でKING OF TIME企業アカウント(B)にログインし、e-Govログイン用アカウント(2)でe-Gov連携を行います。
複数台のPCを使い分けることでも対処可能です。
1. 1台目のPCでKING OF TIME企業アカウント(A)にログインし、e-Govログイン用アカウント(1)でe-Gov連携を行います。
2. 2台目のPCでKING OF TIME企業アカウント(B)にログインし、e-Govログイン用アカウント(2)でe-Gov連携を行います。
※e-Gov電子申請を行う際は、常に上記ブラウザおよびPCを使い分ける必要があります。