出勤予定より早く出勤しているのに遅刻になる原因と対処方法

「出勤/退勤打刻の丸め単位」を設定している場合、「打刻丸め基準時刻」の設定に起因している可能性があります。以下の設定をご確認ください。

 

ご注意
丸め機能のご利用には内部設定が必要です。利用したい場合は、サポートセンターへ「出勤/退勤打刻の丸め単位」機能の追加をご依頼ください。

 

設定箇所

設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 対象雇用区分の[編集] > 拡張機能カテゴリ > 打刻丸め基準時刻

image_472.png

 

「打刻丸め基準時刻」項目の選択肢に応じて、それぞれ下記のように集計が行われます。

  1. 常に0分とする(推奨)
    全ての打刻の丸めを、0分を基準として行います。

  2. 出退勤打刻を出退勤予定時刻により変動させる
    最初の出勤打刻の丸めを、出勤予定に設定された時刻(分)を基準として、最後の退勤打刻の丸めを、退勤予定に設定された時刻(分)を基準として行います。
    ※ 最初と最後の打刻間に行われた出退勤打刻は、0分基準となります。

  3. 全ての打刻を出勤予定時刻により変動させる
    出勤・休憩開始・休憩終了・退勤など、全ての打刻の丸めを、出勤予定時刻に設定された時刻(分)を基準として行います。

 

詳細

例えば、以下の設定の挙動と対処方法を解説します。

  • 出勤予定:7:45
  • 退勤予定:16:25
  • 出勤/退勤打刻の丸め単位「30分」
  • 出勤打刻時刻:7:40
  • 退勤打刻:16:25

 

1. 「常に0分とする(推奨)」を選択した場合

0分を基準とすると、XX:00XX:30で丸められます。

 

7:40の出勤打刻時刻は「8:00」の出勤打刻時刻として扱われ、本来は遅刻ではありませんが15分の遅刻となってしまいます。16:25の退勤打刻時刻は「16:00」の退勤打刻時刻として扱われ、本来は早退ではありませんが25分の早退となってしまいます。

 

2. 「出退勤打刻を出退勤予定時刻により変動させる」を選択した場合

出退勤予定時刻を基準とすると、30分丸め適用後の時刻は以下のようになります。

・出勤打刻:XX:45XX:15

・退勤打刻:XX:25XX:55

 

7:40の出勤打刻時刻は、「7:45」の出勤打刻時刻として扱われます。16:25の退勤打刻時刻は、「16:25」の退勤打刻時刻として扱われます。

 

3. 「全ての打刻を出勤予定時刻により変動させる」を選択した場合

出勤予定時刻を基準とすると、30分丸め適用後の時刻は以下のようになります。

・出勤/退勤打刻:XX:45XX:15

 

7:40の出勤打刻時刻は、「7:45」の出勤打刻時刻として扱われます。ただし、16:25の退勤打刻時刻は「16:15」の退勤打刻時刻として扱われ、本来は早退ではありませんが10分の早退となってしまいます。

 

ポイント
上記例の場合、出勤と退勤の打刻丸め基準が異なるので、「2. 出退勤打刻を出退勤予定時刻により変動させる」がふさわしい設定となります。
この記事は役に立ちましたか?
6人中2人がこの記事が役に立ったと言っています