打刻できないときのよくある原因と対応を、認証機器別に解説します。
目次
すべての認証リーダーで起こりうるケース
認証情報を登録していない
タイムレコーダーから認証情報を登録してください。
登録情報がタイムレコーダーに同期されていない
次のような場合、タイムレコーダーに登録情報が同期されていない可能性があります。データ更新、またはタイムレコーダーの再起動を実施してください。
- 他のタイムレコーダーで認証情報を登録した
- 従業員のパスワードを登録 / 変更した
- 管理画面上で従業員の追加やヘルプ登録を行った
データ更新方法
タイムレコーダーと管理画面の情報を同期します。同期方法はタイムレコーダーごとに異なります。
Windowsデスクトップ版タイムレコーダー
2時間おきに自動で同期します。手動で同期するときは、タイムレコーダー右上の[設定]より[データ更新]をクリックします。
※8:00~10:00および17:00~19:00には自動データ更新を実施しません。
iPad版タイムレコーダー
タイムレコーダーの環境設定を開き、[従業員データと所属の設定を同期する]をタップします。
BT-2500 / BT-2000
1日1回、自動で同期します(4:00頃)。手動で同期するときは、タイムレコーダーの管理者モード画面を開き、データ管理 > [データコピー] をタップします。
PiT-23 / Pit-21A
端末の再起動や、1時間に1回の自動更新で同期します。手動で同期するときは、端末のホーム画面右上の[設定] > [データ更新]をタップします。
ピットタッチ・プロ / ピットタッチ・ビズ
同期の必要はありません。
クラウドタイムレコーダー
タイムレコーダーをいったん閉じ、再起動することで同期します。
他所属のタイムレコーダーで打刻している
初期状態では、自身の所属のタイムレコーダーでのみ打刻が可能です。自所属以外のタイムレコーダーで打刻するには、「ヘルプ登録」してください。
入社年月日以前に打刻している
新入社員のテスト打刻時によく起こるケースです。入社年月日より前の打刻は制御されています。従業員設定より「入社年月日」をご確認ください。
退職年月日以後に打刻している
退職年月日より後の打刻は制御されています。従業員設定より「退職年月日」をご確認ください。
タイムレコーダーが正しく起動できていない
タイムレコーダー起動時にエラーメッセージが出ている場合は正しく打刻できません。この場合、タイムレコーダーを正しくセットアップする必要があります。
生体認証のケース(指ハイブリッド / 指静脈 / 指紋)
指先の荒れ(乾燥 / 濡れ)
乾燥している場合はハンドクリームなどでの保湿、濡れている場合は水分を拭き取った上でお試しください。
手先が極端に冷えている
指静脈認証の場合、手先の冷えによって指が縮こまり、登録時の状態と異なることで認証率が下がります。拍手をする、揉み手をするなどして、指を伸ばしてお試しください。
指の怪我
登録してある指に怪我などをしている場合、登録された画像と不一致と認定され、認証エラーとなります。その場合は、パスワード打刻や打刻申請で対応してください。絆創膏などを貼っている場合も、やはり正しく認証されません。
IC認証のケース
他のICカードの干渉
複数のICカードをカードケースに入れている場合、リーダー側で正常に読み込めない場合があります。他のICカードの干渉が起こらないようにして認証してください。
ICチップの破損
ICカード内のチップが破損している場合は認証できません。新しいICカードに交換し再登録してください。
カメレオンコード認証のケース
逆光になっている
太陽光や室内の照明光がカメラに映り込むことで、認証しにくくなることがあります。iPad本体の角度を調整してください。
管理画面と同期されていない
管理画面にて従業員を作成後、タイムレコーダーアプリに反映されていない可能性があります。タイムレコーダーアプリ画面右下の設定ボタンをタップし、[環境設定]>[従業員データと所属の設定を同期する]をタップして同期してください。
ヘルプ登録されていない
タイムレコーダーアプリは、1つのある特定の所属のタイムレコーダーとしてセットアップします。設定した所属以外の従業員が打刻するには、「ヘルプ登録」が必要です。