指情報を登録する際や、打刻認証の際は、本記事の認証のコツを参考にしてください。
それでも認証しにくい場合は、指情報の再登録や、認証レベルの調整で改善する場合があります。
目次
指紋認証のコツ
前提
- 面積が大きく肌荒れが無い指が望ましいため、親指や中指での認証が適しています。
- 乾燥や冷えは認証率低下の原因となります。事前に指を保湿し、十分に温めてください。
認証方法
1. 指の先端をリーダーの指ガイドに合わせ、センサー部に押し付けるようにします。
※待機中はリーダーの表示用LEDが青色に点灯し、認証時は赤く点灯します。
2. 認証面を覆い隠すくらい密着させたら、すぐに離さずゆっくり2秒くらい待ちます。
指情報登録時のポイント
指情報を登録する際は、合計4回撮影しますが、4回ともできるだけ同じような状態で登録すると、精度の高いテンプレートが作成され、認証率の改善が期待できます。
指静脈認証のコツ
前提
- 細すぎず長い指が望ましいため、人差し指や中指での認証が適しています。
- 極端に太いまたは細い指は認証できません。指の幅の範囲は10~25mmです。
- 指の先が「指ガイド1」まで届かない場合は認証できません。
- 極端に太いまたは細い指は認証できません。指の幅の範囲は10~25mmです。
- 冬場の外出後や水仕事の後、手が冷えてかじかんでいる場合は、手を2、3回「かしわ手」のように叩きます。収縮していた筋肉が伸び、血流量が上がることで認証しやすくなる場合があります。「もみ手」も有効です。
- 内部センサーに、周辺の外乱光(窓からの直射日光、スポットライトなど)が直接入り込まないようにご注意ください。
認証方法
読み取り準備ができると、リーダーの表示用LEDが緑色に点滅しますので、指の先端を指ガイド1のくぼみに合わせ、指が平らになるように指ガイド2に乗せます。
ポイント
指をセンターに置き、傾けないようにします。
指情報登録時のポイント
指情報を登録する際は、合計3回撮影しますが、必ずしも抜き差しする必要はありません。指を正しく固定したら、入れたまま[OK]ボタンを3回クリックしてください。認証率の改善が期待できます
指ハイブリッド認証のコツ
前提
- 細すぎず長い指が望ましいため、人差し指や中指での認証が適しています。
- 認証機器の中が埃などで汚れている場合は、認証しづらくなることがあります。この場合は、乾いた布などで内部を拭いてください。
※水平に引くと外れるようになっています。
認証方法
1. 読み取り準備ができると、リーダーの表示用LEDが青色に点滅しますので、指の先端を指ガイド1のくぼみに合わせ、指の付根側を指ガイド2に乗せます。
2. 指をセンサー部と平行になるように置き、指を反らさないようにします。
指情報登録時のポイント
指情報を登録する際は、合計3回撮影しますが、3回ともできるだけ同じような状態で登録すると、精度の高いテンプレートが作成され、認証率の改善が期待できます。
【対策1】指情報を再登録する
認証しにくい場合は、初回の登録で適切なテンプレートが撮影できていない可能性があります。初回の登録時に精度の低いテンプレートが作成されると、その後の認証も失敗する可能性が高くなります。
本記事内の認証のコツを参考に、指情報の再登録をお試しください。
※指情報の再登録手順はこちら
【対策2】認証レベルを下げる
認証のコツの実践や、指情報の再登録でも改善されない場合に有効です。認証レベルを変更することにより、認証精度を変更できます。
1. 管理画面にログインし、設定 > 組織 > タイムレコーダー設定 を開きます。
2. 基本タイムレコーダー設定、または対象所属の[編集] > 動作設定カテゴリ > 認証レベル にて、認証レベルを低くして登録します。
初期値は以下となります。
- 指紋認証:高
- 静脈認証:中
- 指ハイブリッド認証:中
3. タイムレコーダーを起動し、[設定]>「データ更新」をクリックします。
ご注意
認証レベルを低くすることにより、他人許容(他の人として認証されてしまうこと)が起こる可能性は高くなります(詳しくはこちら)。