勤怠レポート > 勤怠差異 > 打刻とログの差異 > 個人別一覧 > 対象従業員をクリックすると表示される「個人別詳細」画面では、次の時間の集計と、それらに該当する時間帯を確認できます。
項目名 | 説明 |
---|---|
過少 | ログオン~出勤打刻、退勤打刻~ログオフなど、勤務時間外にPCが稼働している時間です。「出勤打刻前」と「退勤打刻後」がそれぞれ集計されます。 |
過大 | 出勤打刻~ログオン、ログオフ~退勤打刻など、PCが稼働していないが勤務しているとなっている時間です。「出勤打刻前」と「退勤打刻後」がそれぞれ集計されます。 |
打刻なし | PCの稼働時間(ログオン~ログオフ、アンロック~ロックの時間帯)に、打刻が存在しない時間です。「過少」に含まれます。 |
ログなし | 勤務をしている時間(出勤打刻~退勤打刻の時間帯)に、PCログが存在しない時間です。「過大」に含まれます。 |
本記事では、本記事では、それぞれの項目の集計例を解説します。
補足
「基準時刻と打刻の差異」(設定によっては「基準時刻とログの差異」または「基準時刻と入退室の差異」と表示されることがあります)でも、同様の仕様で勤怠差異が集計されます。
目次
- 前提
- 【ケース1】勤務時間よりPC稼働時間が長い(過小)
- 【ケース2】PC稼働時間より勤務時間が長い(過大)
- 【ケース3】退勤後にPCを起動した(打刻なし)
- 【ケース4】PCのシャットダウンを忘れた(打刻なし)
- 【ケース5】直行直帰などでPCを起動しなかった(ログなし)
- 補足:日付をまたぐ勤務は当日側にまとめて表示されます
前提
「過大」を表示するかどうかは、勤怠差異 > 設定 > 見たい差異 で設定できます。何分以上の差異を集計するかは、その下の「閾値設定」で設定できます。
【ケース1】勤務時間よりPC稼働時間が長い(過小)
勤務時間よりPC稼働時間が長い場合、「過小」が集計されます。
次のように打刻とPCログが記録された場合を例として解説します。
打刻
打刻種別 | 時刻 |
---|---|
出勤 | 9:00 |
退勤 | 18:00 |
PCログ
ログ種別 | 時刻 |
---|---|
ログオン | 8:30 |
ロック | 12:05 |
アンロック | 12:55 |
ログオフ | 18:30 |
※画像クリックで拡大します。
ログオン 8:30~出勤打刻 9:00 → 過少30分
退勤打刻 18:00~ログオフ 18:30 → 過少30分
=過少1時間として集計されます。
【ケース2】PC稼働時間より勤務時間が長い(過大)
PC稼働時間より勤務時間が長い場合、「過大」が集計されます。
次のように打刻とPCログが記録された場合を例として解説します。
打刻
打刻種別 | 時刻 |
---|---|
出勤 | 9:00 |
退勤 | 18:00 |
PCログ
ログ種別 | 時刻 |
---|---|
ログオン | 9:30 |
ロック | 12:05 |
アンロック | 12:55 |
ログオフ | 17:30 |
※画像クリックで拡大します。
出勤打刻 9:00~ログオン 9:30 → 過大30分
ログオフ 17:30~退勤打刻 18:00 → 過大30分
=過大1時間として集計されます。
【ケース3】退勤後にPCを起動した(打刻なし)
打刻が存在しない時間にPCが稼働した場合、「打刻なし(過少)」が集計されます。
次のように打刻とPCログが記録された場合を例として解説します。
打刻
打刻種別 | 時刻 |
---|---|
出勤 | 9:00 |
退勤 | 18:00 |
PCログ
ログ種別 | 時刻 |
---|---|
ログオン | 8:30 |
ロック | 12:05 |
アンロック | 12:55 |
ログオフ | 18:30 |
ログオン |
20:00 |
ログオフ | 21:00 |
※画像クリックで拡大します。
ログオン 8:30~出勤打刻 9:00 → 過少30分
退勤打刻 18:00~ログオフ 18:30 → 過少30分
ログオン 20:00~ログオフ 21:00は、打刻が存在しない時間にPCが稼働したとして打刻なし(過少)1時間として集計されます。
合わせて、過少2時間として集計されます。
【ケース4】PCのシャットダウンを忘れた(打刻なし)
PCのシャットダウンを忘れた場合、「打刻なし(過少)」が集計されることがあります。
次のように打刻とPCログが記録された場合を例として解説します。
打刻
日付 | 打刻種別 | 時刻 |
---|---|---|
11月11日(月) | 出勤 | 9:00 |
退勤 | 18:00 | |
11月12日(火) |
出勤 |
9:00 |
退勤 | 18:00 |
PCログ
日付 | ログ種別 | 時刻 |
---|---|---|
11月11日(月) | ログオン | 8:30 |
ロック | 12:05 | |
アンロック | 12:55 | |
ログオフ | なし(シャットダウンを忘れる) | |
11月12日(火) | ログオン | なし |
ロック | 12:05 | |
アンロック | 12:55 | |
ログオフ | 18:30 |
※画像クリックで拡大します。
11月11日(月)
ログオン 8:30~出勤打刻 9:00
=過少30分として集計されます。
また、シャットダウンを忘れて翌日までPCが稼働していたため、11月11日(月)退勤打刻 18:00~11月12日(火)出勤打刻9:00は、打刻なし(過少)15時間として集計されます。
11月12日(火)
退勤打刻 18:00~ログオフ 18:30
=過少30分として集計されます。
【ケース5】直行直帰などでPCを起動しなかった(ログなし)
出退勤打刻がある日に一切PCを起動しなかった場合、「ログなし(過大)」が集計されることがあります。
次のように打刻とPCログが記録された場合を例として解説します。
打刻
打刻種別 | 時刻 |
---|---|
出勤 | 9:00 |
退勤 | 18:00 |
PCログ
ログ種別 | 時刻 |
---|---|
ログオン | -- |
ロック | -- |
アンロック | -- |
ログオフ | -- |
※画像クリックで拡大します。
PCを一度も起動しなかったため、出勤打刻 9:00~退勤打刻 18:00は、ログが存在しない時間に勤務したとしてログなし(過大)9時間として集計されます。
補足:日付をまたぐ勤務は当日側にまとめて表示されます
日付をまたいだ勤務の場合、タイムバーの表示は「当日」と「翌日」に分かれます(※)。ただし、差異時間は「当日」側にまとめて表示されます。
※タイムバーの表示開始時間は、KING OF TIME 勤怠管理 > 所属設定 > 日付変更時間 が参照されます。
打刻
打刻種別 | 時刻 |
---|---|
出勤 | 21:00 |
退勤 | 翌日6:00 |
PCログ
ログ種別 | 時刻 |
---|---|
ログオン | 20:30 |
ロック | 翌日1:05 |
アンロック | 翌日1:55 |
ログオフ | 翌日6:30 |
※画像クリックで拡大します。
ログオン 20:30~出勤打刻 21:00 → 過少30分
退勤打刻 翌日6:00~ログオフ 翌日6:30 → 過少30分
=過少1時間が、「当日」側に集計されます。