会社独自の控除を計算式設定に追加する方法を解説します。
目次
前提
給与計算で使用する控除項目は、KING OF TIME 人事労務 ＞ 企業情報 ＞ 給与規定 ＞［支給項目］タブ、または［協定控除項目］タブ に設定します。［支給項目］タブと［協定控除項目］タブに設定した場合の違いは、次のとおりです。
※どちらの項目で設定すべきか不明な場合は、担当の社労士様などにご確認ください。
［支給項目］タブ
控除額を社会保険料や所得税などの計算対象や計算基礎に含めることができ、詳細設定で項目を選択できます。控除項目は支給形態ごとに作成可能です。
［協定控除項目］タブ
控除額を社会保険料や所得税などの計算対象や計算基礎に含めません。労使協定により控除が認められたもの（法律で控除を定められた社会保険料、税金など以外）の控除項目を入力する場合に利用します。［協定控除項目］タブで作成した控除項目は、すべての支給形態に反映されます。
事前設定（KING OF TIME 人事労務）
給与規定の設定
給与計算で控除したい項目を設定します。
［支給項目］タブに設定する場合
1. KING OF TIME 人事労務 ＞ 企業情報 ＞ 給与規定をクリックし、［支給項目］タブを開きます。
2. ［編集］ ＞ 適用日を設定し、［決定］をクリックします。
ポイント
「適用日」は、給与計算の対象月度の「締め日」よりも前の日付に設定してください。
3. 該当の支給形態（日給月給制、日給制など）を選択し、［+ 給与の項目を追加］をクリックします。
4. 以下の項目を入力し、［保存］をクリックします。
| 番号 | 概要 |
|---|---|
| 1 | 控除の名称を入力します。 |
| 2 |
以下いずれかを選択します。
従業員ごとに入力
一律（単価入力） 控除の金額を全社一律で設定します。こちらを選択すると右に金額の入力欄が表示されますので、入力してください。 |
| 3 |
単位を選択します。
|
| 4 | 計算対象や計算基礎に含める項目を選択します。 |
［協定控除項目］タブに設定する場合
1. KING OF TIME 人事労務 ＞ 企業情報 ＞ 給与規定をクリックし、［協定控除項目］タブを開きます。
2. ［編集］ ＞ 適用日を設定し、［決定］をクリックします。
ポイント
「適用日」は、給与計算の対象月度の「締め日」よりも前の日付に設定してください。
3. ［+ 給与の項目を追加］をクリックします。
4. 以下の項目を入力し、［保存］をクリックします。
| 番号 | 概要 |
|---|---|
| 1 | 控除の名称を入力します。 |
| 2 |
以下いずれかを選択します。
従業員ごとに入力
一律（単価入力） 控除の金額を全社一律で設定します。こちらを選択すると右に金額の入力欄が表示されますので、入力してください。 |
| 3 |
単位を選択します。
|
従業員情報の給与タブの設定
従業員ごとに控除項目を有効化します。
1. KING OF TIME 人事労務 ＞ 従業員一覧から対象の従業員をクリックします。
2. ［編集］ ＞ 適用日を入力 ＞ ［決定］をクリックします。
ポイント
- 「適用日」は、給与計算の対象月度の「締め日」よりも前の日付に設定してください。
- 控除額が毎月変動する場合は、毎月の締め日を適用日として単価を登録し直すことにより、額を変動して控除できます。手動での登録のほかに、インポート機能で一括登録も可能です。
3. ［給与］タブ ＞ 該当の控除にチェックを入れます。
前述の「給与規定の設定」で「従業員ごとに入力」を選択した場合は、金額を入力し［保存］をクリックします。
［支給項目］タブの場合
「-」（半角マイナス）を付けて控除する金額を入力します。
［協定控除項目］タブの場合
控除する金額を入力します。
計算式設定に控除を追加する（KING OF TIME 給与）
前述の「給与規定の設定」で作成した控除項目を、計算式設定に含めます。
1. KING OF TIME 給与 ＞ メニュー ＞ 設定 ＞ 計算式設定を開きます。
2. 締め日グループを選択 ＞ ［データ取得］ ＞ ［編集］をクリックします。
3. ［支給項目］タブまたは［協定控除項目］タブの該当する控除にチェックを入れて［保存］をクリックします。
［支給項目］タブの場合
［協定控除項目］タブの場合
補足
KING OF TIME 勤怠管理の「カスタムデータ項目設定」で作成した項目を連携する場合は、「勤怠項目（その他）」をドラッグし、計算式に含めます。控除にカスタム項目（回数）を乗算する方法などの活用ができます（詳細はこちら）。