【給与計算】「計算式に0除算(÷)がされたため」という計算エラーが出る場合の原因と対処方法

KING OF TIME 給与の計算式には、KING OF TIME 人事労務やKING OF TIME 勤怠管理の設定が影響します。これらKING OF TIMEシリーズにおける事前設定により、給与計算時に使われる計算式に「÷0」が含まれる状態になった際に「計算式での除算0(÷)がされたため、計算結果が算出できませんでした」というエラーが表示されます。

 

よくある事例を挙げながら対処方法について解説します。

 

事例1)KING OF TIME 人事労務の設定ミス

KING OF TIME 人事労務

企業情報 > 給与規定 > 勤務グループ

日の所定労働時間が「0時間」で設定されており、その勤務グループが対象の従業員に割り当てられている。

※画像クリックで拡大します。

 

従業員一覧 > 給与タブ

 

この設定は、KING OF TIME 給与のデフォルトの計算項目「月の平均所定労働時間」の値が内部計算で「0」になってしまうため、エラーの原因となります。

月の平均所定労働時間 = 日の所定労働時間(=0)× 年間所定労働日数 ÷ 12=0

 

対処方法

勤務グループの日の所定労働時間を修正し、KING OF TIME 給与の計算式設定で再度[データ取得]をクリックしてください。

 

事例2)KING OF TIME 勤怠管理、KING OF TIME 給与の設定ミス

KING OF TIME 勤怠管理

雇用区分設定

従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > 働き方カテゴリで変形労働制を選択 > 手動設定(フレックスその他) > 月単位設定の月別基準時間において「変形労働の基準時間」を未設定のままにしている。

 

月別データカスタム項目

「フレックス労働基準時間」を元にした月別カスタムデータ項目を作成している。

※画像クリックで拡大します。

 

KING OF TIME 給与

計算式設定

上記の月別データカスタム項目を計算式に使用している。

※画像クリックで拡大します。

 

これらの設定では「月のフレックス基準時間」が「0」のため、エラーの原因となります。

日の所定労働時間 ÷ 月のフレックス基準時間(=0)× 1.25

 

対処方法

KING OF TIME 勤怠管理の雇用区分設定において正しい月別基準時間を入力後に、KING OF TIME 給与の計算式設定で再度[データ取得]をクリックしてください。

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