時給制において、月額手当を割増賃金の計算基礎に含める方法

時給制において、月額手当を割増賃金の計算基礎に含める方法を解説します。

KING OF TIME 人事労務で支給項目「割増基礎単価」を作成し、従業員ごとに単価を設定したうえで、KING OF TIME 給与で独自の計算式を設定します。

 

【手順1】KING OF TIME 人事労務

支給項目「割増基礎単価」を作成し、従業員ごとに単価を設定します。

 

支給項目「割増基礎単価」の作成

1. 管理画面 > 企業情報 > 給与規定 > [支給項目]タブ > 「時給制」 > [編集]をクリックします。

 

2. 適用日を設定し、[決定]をクリックします。

 

3. 給与カテゴリ > 基本給 の詳細を展開し、「割増賃金の計算基礎」のチェックを外します。

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4. 給与カテゴリ最下部の[+給与の項目を追加]をクリックします。新たな項目の設定画面が表示されますので、以下のように設定します。

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番号 項目名 説明
1 表示・非表示 チェックをオンにします。
2 名称 任意の項目名を入力します(「割増基礎単価」など)。
3 支払単価 「従業員ごとに入力」を選択します。
4 単位 「月」を選択します。
5 詳細設定 「割増賃金の計算基礎」にチェックを入れます。

 

5. 画面右上の[保存]をクリックします。

 

従業員ごとの単価設定

1. 管理画面 > 従業員一覧 にて、時給制対象従業員を選択し、[編集]をクリックします。

 

2. 適用日を設定し、[決定]をクリックします。

 

3. [給与]タブ を開きます。作成した「割増基礎単価」項目が表示されていますので、単価を入力します。

※「支給形態」項目にて「3. 時給制」が選択されていることが前提です。

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4. 画面右上の[保存]をクリックします。

 

【手順2】KING OF TIME 給与

支給項目「割増基礎単価」に対し、独自の計算式を設定します。

 

1. 設定 > 計算式設定 を開きます。

 

2. 対象となる「締め日グループ」を選択 > [データ取得] > [編集]をクリックします。[支給項目]タブ > 時給制 を選択します。

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2. KING OF TIME 人事労務で作成した「割増基礎単価」が表示されますので、下図のように設定します。

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ポイント

  • 割増基礎単価に対し「1-1(=0)」を乗算することで、実際の給与額には反映させず、割増賃金の基礎計算にのみ反映させることができます。
  • 計算式を設定するには、左側のカスタマイズセクションからドラッグ&ドロップし、計算記号や数字を加えてください。
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3. 画面右上の[保存]をクリックします。

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