メニュー「設定」 > 「計算式設定」では、給与計算式を設定します。KING OF TIME 人事労務で設定した給与規定の情報をもとに、締め日グループと支給形態ごとに「支給項目」と「協定控除項目」を設定します。その際、KING OF TIME 勤怠管理から連携された勤怠項目を計算式に取り入れます。
目次
画面の説明
メニュー「設定」>「計算式設定」>「締め日グループ」を選択し[データ取得]をクリックすると、以下の画面が表示されます。
番号 | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
1 | [データ取得]ボタン | 締め日グループを選択して、KING OF TIME 人事労務とKING OF TIME 勤怠管理のデータを取得します。メニュー「給与計算」にて、確定処理が行われていない場合は、直前の締め日時点のデータを取得します。確定処理が行われている月がある場合は、その月の翌月締め日時点のデータを取得します。 |
2 | 支給項目 | KING OF TIME 人事労務で設定した支給項目です。チェックボックスにチェックがついていない項目は連携されません。 |
3 | 協定控除項目 | KING OF TIME 人事労務で設定した協定控除項目です。チェックボックスにチェックがついていない項目は連携されません。 |
4 | [編集]・[保存]ボタン |
データ取得や計算式編集の際に、[編集]ボタン、[保存]ボタンの両方をクリックします([編集]ボタン押下後に[保存]ボタンに切り替わります)。 ※データ取得後、計算式を編集しない場合も両方のボタンをクリックする必要があります。 |
5 | 支給形態 | KING OF TIME 人事労務の支給形態です。 |
6 | データエリア | KING OF TIME 勤怠管理の勤怠項目グループです。ドラッグアンドドロップで計算式エリアに追加します。追加後、括弧内の単位に応じて、勤怠項目を選択できます。なお、勤怠項目(その他)では、回数が単位の勤怠項目、またはカスタムデータ項目が選択できます。 |
7 | カスタマイズエリア | 数字と演算子を組み合わせられます。ドラッグアンドドロップで計算式エリアに追加します。計算式エリアから不要になった勤怠項目や数字、演算子は、ごみ箱アイコンにドラッグアンドドロップすると削除できます。 |
8 |
計算式エリア |
計算式の設定を行います。 ※項目は登録順で表示されます。計算式の並び順は任意に変更できません。 |
データエリアの勤怠項目
データエリアから追加できる勤怠項目グループは、括弧内の単位に応じて、勤怠項目を選択できます。
本システムでは、勤怠項目の名称がWebAPIの名称で表示されるため、KING OF TIME 勤怠管理の管理画面上の項目とは名称や集計内容が一致しない場合があります。対比表はこちらをご参照ください。
データエリアの計算基礎項目
データエリアから追加できる計算基礎項目グループの計算基礎項目は、KING OF TIME 人事労務の給与規定で設定した値を参照します。
「割増賃金の計算基礎」「欠勤控除の計算基礎」「遅刻早退控除の計算基礎」
給与規定 > 「支給項目」タブの各支給項目を開き、計算対象の単価を合算した値です。
「月の平均所定労働日数」「月の平均所定労働時間」
給与規定 > 「勤務グループ」タブの設定値で以下の計算を行っています。
- 月平均所定労働日数:年間所定労働日数÷12
- 月平均所定労働時間:日の所定労働時間×年間所定労働日数÷12
※端数処理は行いません。端数処理後の値が必要な場合は計算式設定で設定してください。
計算式の作成
「支給項目」タブ、「協定控除項目」タブの項目ごとに計算式を作成します。
1. 締め日グループを選択し、[データ取得]ボタンをクリック > [編集]ボタンをクリックします。
2. データエリアから、勤怠項目グループをドラッグアンドドロップで計算式にセットします。
3. セットした勤怠項目グループのペンのアイコンをクリックし、勤怠項目を選択して[保存]をクリックします。
ご注意
[保存]をクリックした後は、勤怠項目を変更できません。選択する勤怠項目を間違えてしまった場合、カスタマイズエリアのごみ箱アイコンにドラッグアンドドロップし、再度、データアリアから勤怠項目グループをドラッグアンドドロップして計算式にセットしてください。
4. カスタマイズエリアから、数字や演算子をドラッグアンドドロップで計算式にセットします。
5. 端数処理を選択します。
6. チェックボックスにチェックを入れて有効にします。
※給与計算に使用しない項目からはチェックを外します。
補足
計算式が完成していない項目にチェックを入れるとエラーになります。勤怠項目の選択したり不要な項目はごみ箱アイコンにドラッグアンドドロップしたりなどして、計算式を完成させてください。
7. 画面右上の[保存]をクリックします。
計算式の具体例
初期表示の計算式を使用する
基本給のように決まった金額を月額とする場合は、初期表示の計算式は変更不要です。
必要であれば計算式を編集してください。また、利用する支給項目に応じて、チェックボックスにチェックを入れてください。
初期表示の計算式を編集する
単価計算と勤怠項目の集計値で算出する割増手当の割増残業時間に関する項目は、初期表示の計算式をもとに、自社の給与計算ルールに則した計算式を完成させてください。
例えば「割増手当 残業(月45時間超)」は、勤怠項目グループとして「勤怠項目(時間)」が設定されています。ペンのアイコンをクリックし、プルダウンメニューの中から適した勤怠項目を選択してください。
KING OF TIME 人事労務で作成した任意項目
KING OF TIME 人事労務の給与規定 > 「支給項目」タブや「協定控除項目」タブで任意に作成した項目は、計算式をいちから作成する必要があります。
補足
KING OF TIME 人事労務の給与規定 > 「支給項目」タブや「協定控除項目」タブにて、各カテゴリのチェックボックスからチェックを外す、あるいは非表示にした場合、該当の項目に使用されていた計算式のチェックボックスからチェックが外れ、無効になります。必要に応じて、計算式の作成し直しをするか、人事労務の給与規定で該当項目に再びチェックを入れる、または、非表示から表示に変更しデータ連携・保存を行ってください。
ご注意
- KING OF TIME 人事労務、KING OF TIME 勤怠管理で給与計算に関する項目の追加、編集を行った場合、[データ取得]ボタン > [編集]ボタン > [保存]ボタンをクリックして、計算式に反映してください。各システム間のデータと計算式設定の内容が不整合となり、エラーが発生し、正しい給与計算ができません。
なお、データ取得を行ったあとは編集、保存の操作を行わないと計算式に反映されません。勤怠項目が必要と想定される計算式には、あらかじめ特定の勤怠項目グループ、または勤怠項目が設定されています。変更が必要であれば、別の勤怠項目を選択し直してください。
- KING OF TIME 勤怠管理でカスタムデータ項目設定を利用している場合、勤怠項目(その他)グループのプルダウンメニューから「項目名」が選択できます。これらの項目を計算式に設定していた場合、使用する必要がなくなっても KING OF TIME 勤怠管理で削除しないでください。給与計算時にエラーになります。