以下の内容をご確認のうえ、連携設定を行ってください。
目次
機能概要
KING OF TIMEから勤怠情報をCSVデータで出力し、TKC戦略給与情報システムPX2(以下、PX2)にインポートすることで連携できます。連携した情報をもとに、給与計算を行うことができます。
事前準備
KING OF TIMEから連携項目を出力するための出力レイアウトを作成します。
1. KING OF TIME管理画面にログインし、よく使うメニュー内[エクスポート / インポート] > [月別データ[CSV]]右横の[出力レイアウト作成] > [新規作成]をクリックします。
2. レイアウト名に「TKC_PX2連携用」など、任意の名称を入力します。
3. 時間表示形式をPX2に合わせます。
※PX2では10進数または60進数が選択可能です。
4.「表示項目」で出力項目を選択します。以下「連携項目」表内の「KING OF TIME」列の項目を選択し、「選択された項目」に追加します。必要なすべての項目の追加が完了したら[登録]をクリックします。
ポイント
「連携項目」表内のKING OF TIME側の項目名をコピーして、画面内ワード検索(キーボードの[CTRL]+[F])をすると必要な項目を簡単に探せます。
連携項目
ご注意
1. PX2にインポートする項目とその順番はあらかじめ決まっています。以下の表をご確認のうえ、同じ項目、順番でご選択ください。
2. KING OF TIME側でPX2側と該当する項目がない場合も「--空白--」を選択し、項目の数をKING OF TIME側とPX2側で揃えてください。
3. PX2では「時間外手当時間A~H」の項目名とそれに紐づく割増率を任意に変更ができますが、本記事では初期値で記載しています。初期値は以下の通りです。
- 時間外手当時間A:法定内 100%
- 時間外手当時間B:平日 125%
- 時間外手当時間C:平日深夜 150%
- 時間外手当時間D:休日 135%
- 時間外手当時間E:休日深夜 160%
- 時間外手当時間F:(名称、割増率とも未設定)
- 時間外手当時間G:(名称、割増率とも未設定)
- 時間外手当時間H:60h超 25%
TKC戦略給与情報 システムPX2 |
割増率 | KING OF TIME | 備考 |
---|---|---|---|
社員番号(必須) | 従業員コード | ||
社員氏名(テンプレート項目) | 名前 | ||
平日出勤 | 平日出勤日数 | ||
休日出勤 | 法定外休日出勤日数+法定休日出勤日数 | 合算方法はこちら。 | |
出勤時間 | 労働合計時間 | ||
遅刻 | 遅刻回数 | PX2側で属性を時間に変更している場合は、遅刻時間を選択してください。 | |
早退 | 早退回数 | PX2側で属性を時間に変更している場合は、早退時間を選択してください。 | |
有休日数 | 有休取得日数 | ||
代休 | 代休取得日数 | ||
公休 | 公休取得日数 | ||
その他の休日 | --空白-- | ||
生理休暇 | --空白-- | ||
休職日数 | --空白-- | ||
欠勤日数 | 欠勤取得日数 | ||
日額表用勤務日数 | --空白-- | ||
控除日数 | --空白-- | ||
控除時間 | --空白-- | ||
時間外手当時間A | 100% | 所定外時間 | |
時間外手当時間B | 125% | ・1段階割増の場合 残業時間+深夜所定時間+深夜所定外時間+割増残業時間 ・2段階割増の場合 残業時間+深夜所定時間+深夜所定外時間+割増残業時間+割増残業時間2 |
・「割増残業集計機能」を利用します。 ・合算方法はこちら。 |
時間外手当時間C | 150% | ・1段階割増の場合 深夜残業時間+割増深夜残業時間 ・2段階割増の場合 深夜残業時間+割増深夜残業時間+割増深夜残業時間2 |
・「割増残業集計機能」を利用します。 ・合算方法はこちら。 |
時間外手当時間D | 135% | 法定休日所定+法定休日所定外+法定休日残業時間 | 合算方法はこちら。 |
時間外手当時間E | 160% | 法定休日深夜所定時間+法定休日深夜所定外時間+法定休日深夜残業時間 | 合算方法はこちら。 |
時間外手当時間F | --空白-- | ||
時間外手当時間G | --空白-- | ||
回数手当回数Ⅰ | --空白-- | ||
回数手当回数Ⅱ | --空白-- | ||
回数手当回数Ⅲ | --空白-- | ||
回数手当回数Ⅳ | --空白-- | ||
回数手当回数Ⅴ | --空白-- | ||
要出勤日数 | --空白-- | PX2側では計算項目になっていません。 | |
要出勤時間 | --空白-- | PX2側では計算項目になっていません。 | |
所定労働日数 | --空白-- | PX2で所定労働日数・時間を個人ごとに設定している場合のみ「所定日数」を選択します。以下を自動計算をする場合に利用します。 (1) 時間外手当(割増賃金) (2) 給与控除額 |
|
所定労働時間 | --空白-- | ||
有休日数残繰越分 | --空白-- | ||
有休日数残当年分 | --空白-- | ||
有休時間 | 有休時間休取得時間 | ||
時間外手当時間H | 25% | ・1段階割増の場合 割増残業時間+割増深夜残業時間 ・2段階割増の場合 割増残業時間2+割増深夜残業時間2 |
・「割増残業集計機能」を利用します。 ・合算方法はこちら。 |
有休1日の時間数 | --空白-- | ||
有休時間残繰越分 | --空白-- | ||
有休時間残当年分 | --空白-- | ||
代替休暇 | --空白-- | ||
当月60超残業時間 | --空白-- | PX2では代替休暇(労働基準法37条3項)に関する項目です。「割増残業時間2」から60時間を引いた値を作成し割り当てることもできます。上記カスタム項目の作成法はこちら。固定値:[-60]で作成してください。 | |
換算率 | --空白-- | ||
前月代替休暇時間残 | --空白-- | ||
前々月代替休暇時間残 | --空白-- | ||
当月消化代替休暇時間数 | --空白-- | ||
うち時間単位分 | --空白-- |
システム間のデータ連携
1. KING OF TIME管理画面にログインし、よく使うメニュー[エクスポート / インポート]>[月別データ[CSV]]をクリックします。
2. 出力対象年月、出力レイアウト、出力対象従業員を選択します。 出力レイアウトはPX2用に作成したレイアウトを選択します。[データ出力] > 確認画面で[データ出力]をクリックします。
3. PX2を起動し、給与タブ >[社員別データ入力・計算]をクリックします。
4.[CSVファイルからデータ読込(F5)]をクリックします。
5. [レイアウトの選択]をクリックし、「全勤怠項目(固定レイアウト)」を選択して、[F4選択]をクリックします。
6. [ファイル選択]をクリックし、KING OF TIME から出力したCSVデータを選択します。[読込開始]をクリックします。
7. 読み込みが正常に終了すると、ファイルの読み込み完了メッセージと同時に「読み込んだデータを確認しますか?」という選択画面が表示されますので[はい]をクリックします。
8. 「入力方法の設定」で「入力方法の設定」と「入力内容の設定」を指定し、[OK]をクリックします。
9. PX2の勤怠項目入力画面で対象者を確認できるようになります。
ご注意
7.で読み込みエラーとなった場合や、8以降の操作については、PX2のヘルプ「虎の巻」5.【社員別データ入力・計算】をご参照ください。