給与ソフト「TKC戦略給与情報システムPX2」との連携方法

以下の内容をご確認のうえ、連携設定を行ってください。

 

目次

 

機能概要

KING OF TIMEから勤怠情報をCSVデータで出力し、TKC戦略給与情報システムPX2(以下、PX2)にインポートすることで連携できます。連携した情報をもとに、給与計算を行うことができます。

 

事前準備

KING OF TIMEから連携項目を出力するための出力レイアウトを作成します。

 

1. KING OF TIME管理画面にログインし、よく使うメニュー内[エクスポート / インポート] > [月別データ[CSV]]右横の[出力レイアウト作成] > [新規作成]をクリックします。

 

2. レイアウト名に「TKC_PX2連携用」など、任意の名称を入力します。

 

3. 時間表示形式をPX2に合わせます。

※PX2では10進数または60進数が選択可能です。

2022-03-22_14h14_13_2.png

 

4.「表示項目」で出力項目を選択します。以下「連携項目」表内の「KING OF TIME」列の項目を選択し、「選択された項目」に追加します。必要なすべての項目の追加が完了したら[登録]をクリックします。

 

ポイント

「連携項目」表内のKING OF TIME側の項目名をコピーして、画面内ワード検索(キーボードの[CTRL]+[F])をすると必要な項目を簡単に探せます。

mceclip2.png

 

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連携項目

ご注意

1. PX2にインポートする項目とその順番はあらかじめ決まっています。以下の表をご確認のうえ、同じ項目、順番でご選択ください。

2. KING OF TIME側でPX2側と該当する項目がない場合も「--空白--」を選択し、項目の数をKING OF TIME側とPX2側で揃えてください。

3. PX2では「時間外手当時間A~H」の項目名とそれに紐づく割増率を任意に変更ができますが、本記事では初期値で記載しています。初期値は以下の通りです。

  • 時間外手当時間A:法定内 100%
  • 時間外手当時間B:平日 125%
  • 時間外手当時間C:平日深夜 150%
  • 時間外手当時間D:休日 135%
  • 時間外手当時間E:休日深夜 160%
  • 時間外手当時間F:(名称、割増率とも未設定)
  • 時間外手当時間G:(名称、割増率とも未設定)
  • 時間外手当時間H:60h超 25%

 

TKC戦略給与情報
システムPX2
割増率 KING OF TIME 備考
社員番号(必須)   従業員コード  
社員氏名(テンプレート項目)   名前  
平日出勤   平日出勤日数  
休日出勤   法定外休日出勤日数+法定休日出勤日数 合算方法はこちら
出勤時間   労働合計時間  
遅刻   遅刻回数 PX2側で属性を時間に変更している場合は、遅刻時間を選択してください。
早退   早退回数 PX2側で属性を時間に変更している場合は、早退時間を選択してください。
有休日数   有休取得日数  
代休   代休取得日数  
公休   公休取得日数  
その他の休日   --空白--  
生理休暇   --空白--  
休職日数   --空白--  
欠勤日数   欠勤取得日数  
日額表用勤務日数   --空白--  
控除日数   --空白--  
控除時間   --空白--  
時間外手当時間A 100% 所定外時間  
時間外手当時間B 125% ・1段階割増の場合
残業時間+深夜所定時間+深夜所定外時間+割増残業時間

・2段階割増の場合
残業時間+深夜所定時間+深夜所定外時間+割増残業時間+割増残業時間2
・「割増残業集計機能」を利用します。
・合算方法はこちら
時間外手当時間C 150% ・1段階割増の場合
深夜残業時間+割増深夜残業時間

・2段階割増の場合
深夜残業時間+割増深夜残業時間+割増深夜残業時間2
・「割増残業集計機能」を利用します。
・合算方法はこちら
時間外手当時間D 135% 法定休日所定+法定休日所定外+法定休日残業時間 合算方法はこちら
時間外手当時間E 160% 法定休日深夜所定時間+法定休日深夜所定外時間+法定休日深夜残業時間 合算方法はこちら
時間外手当時間F   --空白--  
時間外手当時間G   --空白--  
回数手当回数Ⅰ   --空白--  
回数手当回数Ⅱ   --空白--  
回数手当回数Ⅲ   --空白--  
回数手当回数Ⅳ   --空白--  
回数手当回数Ⅴ   --空白--  
要出勤日数   --空白-- PX2側では計算項目になっていません。
要出勤時間   --空白-- PX2側では計算項目になっていません。
所定労働日数   --空白-- PX2で所定労働日数・時間を個人ごとに設定している場合のみ「所定日数」を選択します。以下を自動計算をする場合に利用します。
(1) 時間外手当(割増賃金)
(2) 給与控除額
所定労働時間   --空白--  
有休日数残繰越分   --空白--  
有休日数残当年分   --空白--  
有休時間   有休時間休取得時間  
時間外手当時間H 25% ・1段階割増の場合
割増残業時間+割増深夜残業時間

・2段階割増の場合
割増残業時間2+割増深夜残業時間2
・「割増残業集計機能」を利用します。
・合算方法はこちら
有休1日の時間数   --空白--  
有休時間残繰越分   --空白--  
有休時間残当年分   --空白--  
代替休暇   --空白--  
当月60超残業時間   --空白-- PX2では代替休暇(労働基準法37条3項)に関する項目です。「割増残業時間2」から60時間を引いた値を作成し割り当てることもできます。上記カスタム項目の作成法はこちら。固定値:[-60]で作成してください。
換算率   --空白--  
前月代替休暇時間残   --空白--  
前々月代替休暇時間残   --空白--  
当月消化代替休暇時間数   --空白--  
うち時間単位分   --空白--  

 

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システム間のデータ連携

1. KING OF TIME管理画面にログインし、よく使うメニュー[エクスポート / インポート]>[月別データ[CSV]]をクリックします。

 

2. 出力対象年月、出力レイアウト、出力対象従業員を選択します。 出力レイアウトはPX2用に作成したレイアウトを選択します。[データ出力] > 確認画面で[データ出力]をクリックします。

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3. PX2を起動し、給与タブ >[社員別データ入力・計算]をクリックします。

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4.[CSVファイルからデータ読込(F5)]をクリックします。

____4.png

 

5. [レイアウトの選択]をクリックし、「全勤怠項目(固定レイアウト)」を選択して、[F4選択]をクリックします。

____5.png

 

6. [ファイル選択]をクリックし、KING OF TIME から出力したCSVデータを選択します。[読込開始]をクリックします。

____6.png

 

7. 読み込みが正常に終了すると、ファイルの読み込み完了メッセージと同時に「読み込んだデータを確認しますか?」という選択画面が表示されますので[はい]をクリックします。

____7.png

 

8. 「入力方法の設定」で「入力方法の設定」と「入力内容の設定」を指定し、[OK]をクリックします。

____8.png

 

9. PX2の勤怠項目入力画面で対象者を確認できるようになります。

MicrosoftTeams-image__12_.png

 

ご注意

7.で読み込みエラーとなった場合や、8以降の操作については、PX2のヘルプ「虎の巻」5.【社員別データ入力・計算】をご参照ください。

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