以下の設定方法をご確認いただき、連携設定を行ってください。
目次
機能概要
KING OF TIMEの勤怠データや従業員データをMJS給与システムに連携し、給与計算できます。
連携により、MJS給与システムで次の処理が可能になります。
処理名 | 説明 |
---|---|
連携情報設定 | API連携先にKING OF TIMEを登録する |
APIデータ転送 | MJS給与システムの従業員データをKING OF TIMEに送信する |
APIデータ取込 | KING OF TIMEの勤怠データや従業員データをMJS給与システムに取り込む |
連携項目登録 | KING OF TIMEと連携する項目を設定する |
本記事では『NX-Pro/CE給与計算』『Galileopt DX給与大将』『MJSLINK DX給与大将』を総称して「MJS給与システム」とし、『NX-Pro/CE給与計算』を『給与計算』、『Galileopt DX給与大将』『MJSLINK DX給与大将』を『給与大将』として説明しています。
※『NX-Pro/CE給与計算』『Galileopt DX給与大将』『MJSLINK DX給与大将』において基本操作は大きく変わらないため、主に『NX-Pro/CE給与計算』で説明しています。
事前準備
共通項目を合わせておく
MJS給与システムとKING OF TIMEで、次の項目を合わせておきます。
MJS給与システム | KING OF TIME |
---|---|
社員No | 従業員コード |
所属No | 所属コード |
給与支給G※ | 雇用区分コード |
※『給与大将』では「給与支給G」が初期設定されています。『給与計算』では空欄になっているので、「支給日グループ」などの任意の区分項目を設定してください。
ご注意:従業員コードについて
・『給与計算』との連携
KING OF TIMEの従業員コードは、前ゼロ数も含めて『給与計算』の社員Noと一致させ、半角数字で設定してください。
※KING OF TIMEで、前ゼロ数の異なる同一数値の従業員を登録しないでください(「001000」と「1000」など)。前ゼロ数の異なる同一数値の従業員を登録した場合、従業員コード「001000」の従業員データが、『給与計算』では「1000」の従業員データとして取り込まれる可能性があります。
・『給与大将』との連携
KING OF TIMEで前ゼロ数の異なる同一数値の従業員を登録する場合は、『給与大将』のコード属性を「フリー」に設定してください。コード属性が「数字」または「数字(前ゼロあり)」の場合は「001000」と「1000」を同一コードとみなすため、連携できません。
時間単位を合わせておく
MJS給与システムの「会社基本情報」の時間単位(10進/60進)と、KING OF TIMEの「時間表示形式」を合わせてください。10進数にする場合は、KING OF TIMEの「10進表示の際の小数点3位の取り扱い」を「切捨て」にする必要があります。「切捨て」以外に設定した場合はMJS給与システムとの連携時に「分」の数値が正しくなりませんので、ご注意ください。
KING OF TIME側での準備
MJS給与システムに連携する勤怠項目を、カスタムデータ項目として登録します。
1. KING OF TIME管理画面にログインし、設定 > 画面表示 > カスタムデータ項目設定の[月別]タブを開き、[+新規作成]をクリックします。
2. 次のように設定して[登録]をクリックします。
設定例(貴社運用に従って設定してください)
カスタム 表示コード |
カスタム表示名 | 計算 単位 |
追加する項目の選択 |
---|---|---|---|
MJS002 | 出勤日数 | 日 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS003 | 欠勤日数 | 日 | 「欠勤取得日数」の「+」欄にチェックします。 |
MJS004 | 有休日数 | 日 | 「有休取得日数」の「+」欄にチェックします。 |
MJS005 | 有休時間 | 時間 | 「有休時間休取得時間」の「+」欄にチェックします。 |
MJS006 | 特休日数 | 日 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS007 | 出勤時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS008 | 普通残業時間 | 時間 | 「残業時間」の「+」欄にチェックします。 |
MJS009 | 深夜残業時間 | 時間 | 「深夜残業時間」の「+」欄にチェックします。 |
MJS010 | 公出時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS011 | 公深時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS012 | 法出時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS013 | 法深時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS014 | 45h超過時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS015 | 60h超過時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS016 | 遅早時間 | 時間 | 以下の「+」欄にチェックします。
|
MJS017 | 遅早回数 | 日 | 「遅刻早退回数」の「+」欄にチェックします。 |
従業員データの連携については、MJS給与システムの「連携項目登録」で変更できます。例えばメールアドレスを連携したくない場合は、「連携項目登録」の「メールアドレス」欄を空欄にします。
※詳細は『給与大将』または『給与計算』のヘルプをご参照ください。
MJS給与システム側での準備
API外部連携「連携項目登録」
KING OF TIMEと連携する勤怠項目を登録します。必要に応じてMJS給与システムの項目欄を変更してください。
MJS給与システムとの連携に関するお問い合わせ先
MJS給与システムとの連携についてご不明点がある場合は、以下へお問い合わせください。
お問い合わせ:株式会社ミロク情報サービス(mjs.co.jp)
https://www.mjs.co.jp/contact/
連携のための初期設定
MJS給与システム側での連携設定
1. データ連動のAPI外部連携「連携情報設定」を起動します。
2. [新規]または[F1 新規]をクリックします。
3. 「連動するサイトの情報を登録します。Webブラウザを起動します。」メッセージが表示されるので[OK]をクリックします。「Account Tracker Plus」が起動します。
4. 連携先選択画面で「勤怠管理」を選択し、KING OF TIMEを選択します。
5. 「Account Tracker 利用規約」画面が表示されますので、確認したうえで[同意する]をクリックします。初回のみ「ログイン情報の入力」画面が表示されます。
※「メモ」欄に連携先を識別できる情報を全角50文字(半角50文字)以内で入力します。
6.[KING OF TIME サイトへ]をクリックします。
7. 認証画面が表示されますので、全権管理者IDとパスワードを入力します。利用規約と同意書を読み、「確認のうえ、同意します。」にチェックを入れ[承諾する]をクリックします。
8. 「連携先サービスの登録が完了しました。」メッセージが表示されるので、[確認]をクリックします。
9. アカウント情報登録画面で[F5 表示更新]をクリックします。「KING OF TIME」が表示されたら、連携設定は完了です。
詳細については、『給与計算』または『給与大将』のヘルプをご参照ください。
システム間のデータ連携
ご注意
この作業は、下記WebAPI制限時間帯には行えません。
制限時間帯:8:30~10:00 / 17:30~18:30
MJS給与システムのAPIデータ転送
MJS給与システムの従業員データを、KING OF TIMEに連携します。
※MJS給与システム側で「社員No」「氏名」「性別」「所属No」「雇用区分コード」が登録されている必要があります。
ご注意
「APIデータ転送」の場合、KING OF TIMEの「入社日」前、「退職日」後のデータは転送されません。
1. 「APIデータ転送」を起動します。必要に応じてデータの抽出条件を指定し、[データ転送開始(U)]をクリックします。
『給与計算』APIデータ転送
『給与大将』でオプション「データ交換」を導入している場合、条件を指定し、転送する社員を制限できます。詳細は『給与大将』のマニュアル・ヘルプをご参照ください。
2. 転送が完了したらKING OF TIME管理画面を開き、MJS給与システムの従業員データが連携されていることをご確認ください。
※エラーデータはKING OF TIMEに転送されません。ログファイルにてエラーとなった従業員や項目を確認し、データを修正してください。
MJS給与システムのAPIデータ取込
KING OF TIMEの従業員データや勤怠データを、MJS給与システムに取り込みます。
ご注意
「APIデータ取込」の場合、KING OF TIMEで「入社日」が1年以上前の従業員データは取り込まれません。
従業員データの取込
1. MJS給与システムの「APIデータ取込」で連携情報「社員情報」を選択します。
2. 連携方法を選択し、[データ取込開始]をクリックします。
『給与計算』APIデータ取込(従業員データ)
3. 取込が完了したら、MJS給与システムの従業員データをご確認ください。
勤怠データの取込
1. KING OF TIMEで勤怠を締めます(詳細はこちら)。
2. MJS給与システムの「APIデータ取込」で連携情報「勤怠情報」を選択し、[データ取込開始]をクリックします。
『給与計算』APIデータ取込(勤怠データ)
3. 取込が完了したら、MJS給与システムの勤怠データをご確認ください。
※MJS給与システムの「月」の指定は、KING OF TIMEの「月の表示範囲」設定に従います。
連携項目
KING OF TIMEとMJS給与システムの各項目は、以下のように対応しています。
勤怠データ(「APIデータ取込」)
MJS給与システム | KING OF TIME※ | 備考 |
---|---|---|
社員No | 従業員コード | |
出勤日数 | 出勤日数 | MJS002 |
欠勤日数 | 欠勤日数 | MJS003 |
有休日数 | 有休日数 | MJS004 |
有休時間 | 有休時間 | MJS005 |
特休日数 | 特休日数 | MJS006 |
出勤時間 | 出勤時間 | MJS007 |
普通残業時間 | 普通残業時間 | MJS008 |
深夜残業時間 | 深夜残業時間 | MJS009 |
公出残業時間 | 公出時間 | MJS010 |
公深残業時間 | 公深時間 | MJS011 |
法出残業時間 | 法出時間 | MJS012 |
法深残業時間 | 法深時間 | MJS013 |
45h超過時間 | 45h超過時間 | MJS014 |
60h超過時間 | 60h超過時間 | MJS015 |
遅早時間 | 遅早時間 | MJS016 |
遅早回数 | 遅早回数 | MJS017 |
※「従業員コード」以外はカスタムデータ項目名です。
ご注意
MJS給与システムの項目属性が「日付」または「回数」の場合、小数第3位以下は「切り捨て」で連携されます。
従業員データ(「APIデータ転送」「APIデータ取込」)
MJS給与システム | KING OF TIME | 備考 |
---|---|---|
社員No | 従業員コード | 「APIデータ転送」必須項目 |
氏名 | 姓 | 「APIデータ転送」必須項目 |
氏名 | 名 | 「APIデータ転送」必須項目 |
氏名カナ | 姓(フリガナ) | |
氏名カナ | 名(フリガナ) | |
性別 | 性別 | 「APIデータ転送」必須項目 |
入社年月日 | 入社日 | |
生年月日 | 生年月日 | |
退職年月日 | 退職日 | KING OF TIMEの「退職日」を連携するとMJS給与システムの「在職区分」が変更され、「社員登録」にてデータ調整が必要となります。給与計算、賞与計算、年調計算の計算区分や退職者情報、社会保険の喪失年月日などの登録が必要です。 |
メールアドレス | メールアドレス | |
所属No | 所属コード | 「APIデータ転送」必須項目 |
給与支給G※ | 雇用区分コード | 「APIデータ転送」必須項目 |
※『給与大将』では「給与支給G」が初期設定されています。『給与計算』では空欄になっているので、「支給日グループ」などの任意の区分項目を設定してください。
ご注意
メールアドレスをKING OF TIMEに連携した場合、そのメールアドレスに対してメールアドレス検証メールが自動送信されます。従業員が検証メール内のリンクをクリックし、メールアドレスを有効化することで、KING OF TIMEからの各種通知メールを受け取ることができるようになります(詳細はこちら)。