意図しない時間帯にログが記録される場合に考えられる原因と対処方法を解説します。
システムログの管理画面 > 「ログ表示」タブに記録されているセッションログのIPアドレスが単一か複数かで、考えられる原因が異なります。
IPアドレスが単一の場合
1. Windows Updateによる自動ログオフや自動再起動でログが取得されている
Windows Updateがかかり、「自動再起動サインオン」により自動でログオンしている可能性があります。
対処方法
こちらをご参照のうえ、「自動再起動サインオン」を無効に設定してください。
2. 自動ロック処理、接触振動による自動起動処理がかかっている
退勤時にPCをシャットダウンせずに運用している場合は、時間経過による自動ロック処理や接触振動による自動起動処理などにより、想定外のログが取得される場合があります。
対処方法
退勤時にはPCをシャットダウンしてください。またこちらをご参照のうえ、「自動再起動サインオン」を無効に設定してください。
3. 1台のPCを複数人でシェアしている
1台のPCを複数人でシェアしている場合、「自動再起動サインオン」により意図しない従業員のログが記録されている可能性があります。
対処方法
こちらをご参照のうえ、「自動再起動サインオン」を無効に設定してください。
4. 「日時種別」が「クライアント」になっている
システムログの管理画面 > 「ログ表示」タブ にて、対象者のセッションログを確認します。セッションログの「日時種別」が「クライアント」である場合、従業員のPCの時刻でログが記録されています。NTPサーバーやシステムログサーバーへの接続に失敗しているため、従業員PCの通信状況が不安定である可能性があります。
対処方法
- 無線接続を有線接続にするなど、従業員PCの通信状況を見直してください。
- 従業員のPC時刻を正しい時刻にご調整ください。
IPアドレスが複数の場合
1. 想定していないPCにクライアントアプリケーションがセットアップされている
想定していないPCにクライアントアプリケーションがセットアップされている場合、複数のIPアドレスからログが取得されることがあります。
対処方法
どのPCのIPアドレスが記録されているかを確認し、想定していないPCにクライアントアプリケーションがセットアップされている場合はアンインストールしてください。
2. PCにリモート接続している
従業員のPCにリモート接続して操作している場合、複数のIPアドレスからログが取得されることがあります。
対処方法
リモート接続元またはリモート接続先のPCいずれかにのみ、クライアントアプリケーションをセットアップしてください。