従業員によって計算式設定を分ける方法

計算式設定はKING OF TIME 人事労務で設定する「締め日グループ」に紐づいています。このため、従業員ごとに使用する計算式を分けたり、個別にカスタマイズしたい場合は「締め日グループ」を複数作成し、従業員を割り当て、それぞれに計算式を設定してください。

 

締め日グループを分けるべき状況の例

雇用形態や職位(正社員、契約社員、管理職など)によって、以下のような違いがある場合に、締め日グループを分けて対応します。

  • 所定外労働時間の割増率に違いがある場合
  • 深夜手当の割増率に違いがある場合
  • 残業代や固定残業代の有無に違いがある場合 など

 

ご注意

締め日グループを分けた場合、以下の変更点が発生します。予めご了承ください。

  • 締め日グループごとに計算が必要になるため、計算の実行回数が増えます。
  • 支給控除一覧表CSVを出力する際に、締め日グループごとの対応が必要になります。
  • FBデータを出力する際に、締め日グループごとの対応が必要になります。

 

対応手順

締め日グループの新規作成、従業員への割り当て、新しい締め日グループにおける計算式設定、給与計算への流れを解説します。

 

KING OF TIME 人事労務側の設定

1. 企業情報 > 給与規定 >「締め日グループ」タブで[編集]をクリックします。適切な適用日を入力し[決定]をクリックします。

 

2. 新しい「締め日グループ」を作成する場合は[追加]をクリックし、必要な項目を入力します。入力が完了したら[保存]をクリックします。

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3. 従業員一覧から対象となる従業員を選び、[給与]タブを開きます。[編集]をクリックし、適切な適用日を入力して[決定]をクリックします。「締め日グループ」にて、新規作成したグループを割り当てて[保存]をクリックします。

 

補足

「締め日グループ」の設定方法の詳細はこちらをご参照ください。

 

KING OF TIME 給与側の設定

1. 設定 > 計算式設定 > 締め日グループで、新たな締め日グループを選択し[データ取得]をクリックします。

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2. 使用する計算式の選択や編集が必要な場合は[編集]をクリックします。対応が終わったら、[保存]をクリックします。

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3. メニュー > 給与計算で先ほどと同じ締め日グループと給与計算月を選択し[計算対象者の表示]をクリックします。[計算]をクリックすると給与計算結果が表示されます。

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補足

  • 計算式の設定方法の詳細は管理者マニュアルの「計算式設定」の項や、こちらの関連記事をご参照ください。
  • 実現したい計算式によっては、事前にKING OF TIME 勤怠管理でカスタムデータ項目の作成が必要な場合があります。操作の詳細はこちらの記事をご参照ください。
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