以下の設定方法をご確認いただき、連携設定を行ってください。
目次
機能概要
KING OF TIMEとサイレコを連携すると従業員アカウントおよび勤怠データの連携が可能です。
1. サイレコからの従業員アカウントの連携
サイレコで登録した従業員アカウントをKING OF TIMEに連携し、KING OF TIME上に従業員を自動作成します。アカウントの二重登録の手間を削減できます。また、サイレコで変更した情報を連携すると、KING OF TIME上の情報も変更されます。
※KING OF TIMEで新規作成したアカウントをサイレコには連携できません。別途サイレコでもアカウント作成が必要です。
2. KING OF TIMEからの勤怠データの連携
KING OF TIMEで集計した毎月の勤怠データをサイレコで確認できます。部下の評価を付ける際に勤務日数や残業時間を確認できます。デフォルトの集計項目だけでなくカスタムデータ項目も連携可能です。
事前準備
従業員アカウントの連携設定前に、各システムでそれぞれ以下を設定します。
サイレコお問い合わせ窓口
サイレコのご契約や設定でご不明点がある場合、サイレコオンラインヘルプをご確認のうえ、サイレコサポートセンターまでお問い合わせください。
サイレコオンラインヘルプ:http://knowledge.saireco.jp
※全権管理者の方は、サポートセンターのトップ画面上の連絡先からお問い合わせ可能です。
1. サイレコ「部署コード」とKING OF TIME「所属コード」の統一
サイレコの「部署コード」とKING OF TIMEの「所属コード」を統一します。
【1】サイレコの「部署コード」を変更する
1. サイレコの 従業員情報 > 項目マスタ > 部署の設定 で部署コードを変更します。コードを変更したい部署の歯車マークにカーソルを合わせ、[編集]をクリックします。
2. 部署コードを入力し[登録]をクリックします。「登録してよろしいですか?」というメッセージが表示されるので[Yes]をクリックします。「登録しました」と表示がされたら完了です。
【2】KING OF TIMEの「所属コード」を変更する
1. KING OF TIMEの組織 > 所属設定で所属コードを変更します。該当所属の[編集]をクリックします。
2. 所属コードを入力し、右上もしくは画面一番下の[登録]をクリックします。
所属コードを統一せず、データを分けたい場合
サイレコの「部署コード」とKING OF TIMEの「所属コード」が統一されていなくても、連携は可能です。ただし後述のサイレコ「外部連携タブ」で、対象従業員にKING OF TIMEの「所属コード」を追加登録する必要があります。
2. 従業員データ項目の統一
サイレコとKING OF TIMEの従業員データの連携対象項目を一致させます。下図の「必須項目」については必ず一致させてください。「選択項目」については、これらの項目を連携したい場合のみ一致させてください。
※「(4)雇用区分」の連携については後述しますので、ここでの設定は不要です。
従業員情報の変更方法
連携対象項目を統一せず、データを分けたい場合
連携対象項目が統一されていなくても、連携は可能です。ただし後述のサイレコ「外部連携タブ」で、対象従業員にKING OF TIMEの各項目を追加登録する必要があります。
連携のための初期設定
各システムでそれぞれ以下を設定します。
- 1. KING OF TIME連携を依頼する
- 2. アクセストークンを発行する
- 3. KING OF TIMEの雇用区分データを取得する
- 4. 従業員データの連携対象項目を設定する
- 5. KING OF TIMEの所属データを取得する
- 6. KING OF TIMEの勤怠項目を設定する
- 7. KING OF TIME「カスタムデータ項目」を設定する
- 8. 「外部連携」タブに従業員データを登録する
1. KING OF TIME連携を依頼する
サイレコサポートセンターへ、KING OF TIMEとの連携および従業員アカウントの連携希望をメールで連絡します。
※サイレコ利用開始時に提出する「利用申込書」のKING OF TIME欄にチェックがついていない場合は、「利用申込変更届」の提出も必要です。
※ 「勤怠データの連携をしない場合」 または「従業員画面への表示が必要ない場合」は従業員アカウントの連携希望の連絡は不要です。
「KING OF TIME連携機能」を有効化した場合
オプション機能 > KING OF TIME連携 が表示されます。
「従業員アカウントの連携機能」を有効化した場合
画面上に本人情報 > 勤怠情報と部下情報 > 勤怠情報 が表示されます。
2. アクセストークンを発行する
サイレコのオプション機能 > KING OF TIME連携 > アクセストークン発行より、連携用のアクセストークンを発行します。
1. [アクセストークンを発行]をクリックします。
2. 「KING OF TIME 全権管理者ID」と「パスワード」を入力します。利用規約と同意書を確認し、「確認のうえ、同意します」にチェックをつけ、[承諾する]をクリックします。アクセストークン(32桁の英数字)が表示されたら完了です。
3. KING OF TIMEの雇用区分データを取得する
サイレコのオプション機能 > KING OF TIME連携 > 連携設定にてKING OF TIMEの雇用区分データを取得します。
「KOT雇用区分」タブを選択し、KOT雇用区分データの[取得]をクリックします。取得結果が表示されたら完了です。
※[取得]をクリックすると最新のKOT雇用区分コードに書き換えられます。
4. 従業員データの連携対象項目を設定する
サイレコのオプション機能 > KING OF TIME連携 > 連携設定にてKING OF TIME従業員データの連携対象項目を設定します。
「従業員連携項目」タブを選択し、連携対象項目を選択します。すべて選択したら[設定]をクリックします。
※社員番号~部署1は必須項目のためチェックを外せません。
5. KING OF TIMEの所属データを取得する
サイレコの オプション機能 > KING OF TIME連携 > 連携設定 にてKING OF TIMEの所属データを取得します。
※サイレコの「部署コード」とKING OF TIMEの「所属コード」がすべて統一されている場合、本操作は不要です。
「KOT所属一覧」タブを選択し、KOT部署データの[取得]をクリックします。取得結果が表示されたら完了です。
※[取得]をクリックすると最新のKOT所属コード([取得]押下時にKING OF TIME上に登録されているデータ)に書き換えられます。
6. KING OF TIMEの勤怠項目を設定する
サイレコの オプション機能 > KING OF TIME連携 > 連携設定 にて、サイレコ上で表示させるKING OF TIMEの勤怠項目を設定します。
※サイレコに勤怠データを連携しない場合、設定は不要です。
「勤怠データ主項目」タブを選択し、サイレコ上に表示したい項目を選択します。すべて選択したら[タブを保存]をクリックします。「保存しました」と表示されたら完了です。
用語説明
用語 | 説明 |
---|---|
従業員 | サイレコの従業員アカウントの[勤怠情報]に表示される勤怠データの項目 |
saireco管理者 | サイレコの管理者アカウントの「勤怠データ確認」に表示される項目 |
「勤怠データ主項目」をエクスポートする
[エクスポート]をクリックし、CSVファイルでエクスポートすることも可能です。
※画像はGoogle Chromeの場合です。使用ブラウザによって、ダウンロードしたファイルの表示は異なります。
7. KING OF TIME「カスタムデータ項目」を設定する
サイレコの オプション機能 > KING OF TIME連携 > 連携設定 にて、サイレコ上で表示させるKING OF TIMEの「カスタムデータ項目」を設定します。
※サイレコに勤怠データを連携しない、もしくはKING OF TIMEの「タイムカードカスタム」を使用しない場合は、設定不要です。
1. 「勤怠データカスタム勤怠項目」タブを選択し、[新規作成]をクリックします。
2. 「月別カスタム表示コード」にKING OF TIMEの「カスタム表示コード」と同じコードを入力し、「月別カスタム表示名」を入力します。「計算単位名」をプルダウンから選択し、[登録]をクリックします。
3. オプション機能 > KING OF TIME連携 > 連携設定 にて「勤怠データ主項目」タブを選択します。「月別カスタム勤怠項目」で連携対象項目を選択し[タブを保存]をクリックします。「保存しました」と表示されたら完了です。
8. 「外部連携」タブに従業員データを登録する
サイレコの 従業員情報 にてKING OF TIMEの従業員データを取得します。以下2つの手順があります。
個別に登録する
従業員情報 > 従業員情報一覧 にて設定します。
1. [外部連携]をクリック、[カレンダーマーク]から日付を選択し[変更]をクリックします。
- 入社から「外部連携」タブ内の項目に情報変更がない場合:入社年月日に変更
- 入社から「外部連携」タブ内の項目に情報変更がある場合:変更年月日に変更
2. 各項目を入力します。入力が完了したら[タブを保存]をクリックします。入力方法は以下の【用語説明】をご参照ください。
注意
[外部連携]タブは独立しているため、[タブを保存]のクリック前に他のタブをクリックすると、入力値が消去されます。ご注意ください。
対象項目
※は必須項目です。
項目名 | 説明 |
---|---|
KOT雇用区分※ | プルダウンで選択 |
KOT所属コード |
|
KOT入社日 | 正社員前のアルバイト期間も含めて入社年月日にしている場合などに使用
|
KOT性別 |
|
KOT姓 |
|
KOT姓(カナ) |
|
KOT従業員識別キー | 初回連携完了後に表示(入力不可) |
KOT連携対象 | 連携する場合はチェック |
CSVファイルをインポートして一括で登録する
従業員情報 > インポート > 項目情報の編集 にて設定します。
1. インポートする項目を選択します。選択したら[>]をクリックし、[インポート対象項目]に項目を移動させます。移動が完了したら、[ダウンロードマーク]をクリックし、テンプレート(CSV)をダウンロードします。
2. ダウンロードしたテンプレートを開きます。
※画像はGoogle chromeの場合です。使用するブラウザによってダウンロードしたファイルの表示は異なります。
3. 1行目の項目名に合わせてデータを入力します。データ入力が完了したら保存します。入力方法は以下の対象項目をご参照ください。
対象項目
※は必須項目です。
項目名 | 説明 |
---|---|
基準日※ | 履歴の登録日を入力
|
社員番号※ | 社員番号を入力 |
KOT雇用区分※ | KING OF TIMEの「雇用区分コード」を入力 |
KOT連携対象 |
|
KOT所属コード |
|
KOT入社日 | 正社員前のアルバイト期間も含めて入社年月日にしている場合などに使用
|
KOT性別 |
|
KOT姓 |
|
KOT姓(カナ) |
|
4. [2.ファイルのインポート]の[参照]をクリックします。作成したファイルを選択し、[開く]をクリックします。
5. [参照]の下に選択したファイル名が表示されていることを確認し、[確認]をクリックします。取り込むデータが一覧で表示されるので、内容確認し問題なければ[登録]をクリックします。
6. インポート完了時に、全権管理者アカウントに登録されているメールアドレスに、“インポート完了のお知らせメール”が届きます。
システム間のデータ連携
各システムでそれぞれ以下を設定します。
1. 従業員データ連携
サイレコに登録されている従業員アカウントをKING OF TIMEに連携します。
※初回連携時のみ連携のための初期設定「4. 従業員連携項目」でチェックをつけた項目のデータが統一されている必要があります。(2回目以降は統一不要です)
※サイレコにアカウントが登録されていて、KING OF TIMEにアカウントが登録されていない従業員は、本作業でKING OF TIMEにアカウントを登録できます。
サイレコのオプション機能 > KING OF TIME連携 > 従業員データ反映 にて設定します。
1. [表示]をクリックします。サイレコで変更されたデータが一覧で表示されます。
2. KING OF TIMEに未連携の場合、行頭にチェックボックスが表示されるので、チェックをつけ[実行]をクリックします。「反映しました」とメッセージが出たら、連携完了です。反映日時に反映時刻が表示されます。
※1年以上未来日の履歴は「従業員データ反映」ができず、エラーとして扱われます
※「8:30~10:00、17:30~18:30」の間はデータ反映できません。
(参考)サイレコとKOTの差異確認
サイレコのオプション機能 > KING OF TIME連携 > 差異確認 にて、両システム間の従業員データの差異を確認できます。
1. [従業員データ連携前確認(未連携者)]タブをクリックします。
2. [表示]をクリックすると画面がリフレッシュされます。
- 表示対象データはサイレコの最新値です。基準日未到来の履歴も含まれます。
- KING OF TIME上のデータ差異はオレンジ色に着色されます。
- KING OF TIME上に対象者のデータがない場合は、下段がブランクになります。
※KING OF TIME上の退職者、入社日未到来者も表示されません。
2. 勤怠データ取得
勤怠データを取得します。
※サイレコに勤怠データを連携しない場合、設定不要です。
オプション機能 > KING OF TIME連携 > 勤怠データ取得 にて設定します。
[年月]のプルダウンより勤怠データを取得したい年月を選択し、[取得]をクリックします。「~件取得しました」と出たら完了です。
※指定年月の全連携対象者のデータが一括で取り込まれます。
※同一年月を再取得した場合は、既存のデータを削除し、新データで置き換えます。
3. 「勤怠データ休暇取得項目」の設定
サイレコのオプション連携 > KING OF TIME連携 > 連携設定 にて、KING OF TIMEの休暇項目を表示設定します。
※サイレコに勤怠データを連携しない場合、もしくはKING OF TIMEの「休暇区分設定」で登録した休暇情報の表示が不要の場合は、設定不要です。
[勤怠データ休暇取得項目]タブをクリックし、[休暇情報追加]をクリックします。
注意
・本ステップを省略しても、KING OF TIMEの勤怠データは閲覧可能ですが、取得した休暇情報が画面に表示されません。
・KING OF TIMEで全従業員が1度も取得していない休暇情報はリストに表示されません。取り込みたい場合は、KING OF TIMEでダミーアカウントを作成し、該当の休暇を取得させる必要があります。
勤怠データの閲覧方法
勤怠データ連携後、サイレコの従業員画面・管理者画面で閲覧できます。
1. 従業員本人が勤怠データを閲覧する
本人情報 > 勤怠情報 にて確認できます。閲覧したい年月をプルダウンから選択し、[表示]をクリックします。KING OF TIMEから取得された勤怠データが表示されます。
2. 上司が部下の勤怠データを閲覧する
部下情報 > 勤怠情報 にて確認できます。閲覧したい年月をプルダウンから選択し、[表示]をクリックします。KING OF TIMEから取得された勤怠データが表示されます。
注意
・KING OF TIMEと連携作業を行った時点でのデータが表示されます。
・連携のための初期設定「6. KING OF TIMEの勤怠項目を設定する」「7. KING OF TIME「カスタムデータ項目」を設定する」で設定した勤怠項目を閲覧できます。
連携項目
KING OF TIMEとサイレコの各項目は、以下のように対応し連携します。
※は必須連携です。
サイレコ | KING OF TIME | 備考 |
---|---|---|
※社員番号 | 従業員コード | |
※氏名(姓)/氏名(名) | 姓・名 |
|
※性別 | 性別 |
|
※KOT雇用区分 | 雇用区分 |
|
※部署1 | 所属 |
(部署2~5は対象外) |
氏名カナ(姓)/氏名カナ(名) | 姓・名(フリガナ) |
|
入社年月日 | 入社日 |
|
生年月日 | 生年月日 |
|
退職年月日 | 退職日 |
|
メールアドレス | メールアドレス |
ご注意
メールアドレスをKING OF TIMEに連携した場合、そのメールアドレスに対してメールアドレス検証メールが自動送信されます。従業員が検証メール内のリンクをクリックし、メールアドレスを有効化することで、KING OF TIMEからの各種通知メールを受け取ることができるようになります(詳細はこちら)。
ご注意
従業員アカウント連携時の注意事項
- 従業員アカウントの連携は、サイレコからKING OF TIMEへの一方向のみです。KING OF TIME上で行った変更は、サイレコには連携されません。
- サイレコの「部署マスタ」とKING OF TIMEの「所属設定」、両システムのマスタ情報は連携しません。サイレコで「部署名の変更」「部署の新設(マスタの新規登録)」等のサイレコ「部署マスタ」情報を変更する場合は、KING OF TIMEでも「所属設定」を同様に編集する必要があります。
- サイレコ上で対象項目の「履歴の削除」は変更情報となりません。「従業員データ反映」できないため、KING OF TIMEで別途編集をする必要があります。
- 従業員アカウントの連携はリアルタイムの自動反映ではありません。「従業員データ反映」メニューにて「反映」を実行することで従業員アカウントデータが連携されます。
- 「8:30~10:00、17:30~18:30」の間は、「従業員データ反映」が行えません。
勤怠データの連携時の注意事項
- 勤怠データの連携は、KING OF TIMEからサイレコへの一方向のみです。 サイレコ上で行った変更は、KING OF TIMEへは連携されません。
- 勤怠データの連携はリアルタイムの自動反映ではありません。「勤怠データ取得」メニューにて[取得]をクリックすることで勤怠データが取得されます。
- 同一年月で再度勤怠データを取得すると、同一年月の勤怠データは上書き保存されます。過去に取得した同一年月の勤怠データの内容は全て削除されます。
- サイレコ上で、勤怠データは編集できません。サイレコでは、「閲覧」と「エクスポート」のみ可能です。勤怠データを編集したい場合は、KING OF TIME上で編集し、再度サイレコで「勤怠データ取得」を実行してください。
- 従業員アカウント上で勤怠データを表示させる場合、管理者アカウント上で最後に取得した内容が表示されます。従業員にはKING OF TIMEの勤怠データとリアルタイムで連携されないことをお伝えください。