システムログの休憩打刻機能をご利用いただくにあたって、いくつか注意事項がございますので、ご利用の前に社内PCの設定や、本機能に適した業務であるかご確認をお願いします。
在宅勤務者やデスクワークを主に行なう従業員向けの機能になります
在宅勤務者やデスクワークを主に行なう従業員向けの機能になります
本機能は在宅勤務者やデスクワークを中心に業務を行なう従業員向けの機能になります。そのため、以下の従業員は本機能には不向きです。
複数PCを使って業務している従業員(例えばエンジニアなど)
複数台PCをご利用される従業員も、一方のPCでは作業中で、一方はロックしているとなるとロックしているPCのログが意図しない休憩として記録されるという状況になりえますのでご注意ください。
PCを起動するものの、業務上あまり使わない従業員
デスクワークを主に行なう従業員向けの機能になります。PCを持って外出する機会が多い従業員の場合、移動中(PCの無操作)も休憩扱いとして記録されることになるため注意が必要です。
時間経過によるロックを企業全体で管理できること
PCが無操作の状態から自動でロックがかかるまでの時間を企業側が管理できない(従業員が任意でロック設定をいじれる 等)場合、従業員側で恣意的な運用をされる恐れがありますので、社内PCの設定をお確かめください。
自動再起動サインオンの機能は必ず無効にしていただく
自動再起動サインオンはPCを立ち上げた時にその前に使っていたユーザーを裏で自動的に呼び出す機能です(詳しくはこちら)。この機能が有効な場合、意図しないログが発生して不要な休憩として記録される可能性がございますので必ず無効にしていただくようお願いします。
雇用区分の休憩関連の設定は「自動判別」にしていただく
本機能を適用する従業員の、KING OF TIME側の雇用区分設定について、休憩関連の設定を「自動判別」にて運用いただくようお願いいたします。それ以外の設定の場合、休憩時間が正しく計算されない可能性があります。
- 各種休憩を合算:スケジュールに休憩時間の設定がある場合、システムログでの休憩打刻と合算して計算されます。
- 打刻休憩を優先:打刻休憩のみが計算されます。「スケジュール休憩で必ず1時間を差し引く」といった予定の場合、システムログの休憩打刻のみだと正しく控除されない可能性があります。
運用開始前に従業員へも確認を行なっていただく
システムログの機能で休憩時間を集計するという運用について、従業員にも周知・確認をしていただくようお願いします。そのうえで休憩扱いとする分数の設定や、詳細な運用はご担当社労士様と相談の上、進めていただくようお願いします。
休憩時間については、従業員が関知しないところで労働時間から差し引いてしまうとトラブルの原因になりかねません。
例えば、PCの不稼働で休憩が記録されたとしても「PCを動かしていなかったのは考えを紙にまとめていただけ」という状況も起こりえるかと思います。そのため、従業員にもこの運用を採用することの周知、集計内容を従業員本人が確認する運用、就業規則への記載をおすすめいたします。