【打刻連携】休憩打刻機能を利用する際の注意事項

休憩打刻機能を使用する際の注意事項を解説します。使用開始前に、本機能に適した業務形態であるかどうかや、社内PCの設定などのご確認をお願いします。

 

目次

 

1. 在宅勤務者や、デスクワークを主に行う従業員向けの機能です

休憩打刻機能は、在宅勤務者や、デスクワークを中心に業務を行う従業員を想定した機能です。次のような従業員については、本機能での管理はおすすめできません。

 

複数PCを使って業務している従業員

複数台PCを利用しており、一方のPCで作業中、一方はロックしているような状況が発生する場合、本機能の使用はおすすめできません。ロックしている方のPCのログが意図しない休憩として記録されてしまうためです。

 

業務上、PCを使用しない時間が発生する従業員

例えば外出する機会が多いなど、業務上でPCを使用しない時間が発生する従業員の場合、本機能の使用はおすすめできません。PCの無操作時間(外出中など)が意図しない休憩として記録されてしまうためです。

 

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2. 時間経過によるロックを企業全体で管理できること

PCが無操作の状態から自動でロックがかかるまでの時間を企業側が管理できる必要があります。従業員が任意でロック設定を変更できると、従業員側が恣意的な運用をしてしまう可能性があり、休憩打刻の信頼性が薄れてしまうためです。社内PCの設定をお確かめください。

 

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3. 自動再起動サインオンの機能は必ず無効にしてください

自動再起動サインオンは必ず無効にしてください。設定方法はこちらをご参照ください。

自動再起動サインオンとは、PCを起動した際に前回利用ユーザーを自動的に呼び出す機能です。この機能が有効の場合、意図しないログが発生し、不要な休憩として記録される可能性があります。

 

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4. 「休憩時間の優先順位」は「自動判別」にしてください

KING OF TIME 勤怠管理にて、次のように設定してください。

KING OF TIME 勤怠管理 > 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 > 該当区分の [編集] > 休憩関連カテゴリの[詳細] > 休憩時間の優先順位

→「打刻休憩・各種自動休憩設定を同時に取得した場合[自動判別(デフォルト)]」に設定

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上記以外に設定すると、休憩時間が正しく計算されない可能性があります。

  • 各種休憩を合算:KING OF TIME 勤怠管理のスケジュールで休憩時間を設定している場合、KING OF TIME システムログでの休憩打刻と合算して計算されます。
  • 打刻休憩を優先:打刻休憩だけが計算されます。「スケジュール休憩で必ず1時間を差し引く」といった予定の場合、KING OF TIME システムログの休憩打刻だけだと正しく控除されない可能性があります。

 

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5. 運用開始前に従業員に周知してください

KING OF TIME システムログの機能で休憩時間を集計するという運用について、事前に従業員に周知してください。休憩時間については、従業員が関知しないところで労働時間から差し引いてしまうとトラブルの原因になりかねません。例えば、PCの不稼働で休憩が記録されたとしても「PCを動かしていなかったのは考えを紙にまとめていただけ」という状況も起こりえます。

 

そのうえで、休憩扱いとする分数の設定や詳細な運用は、貴社の担当社労士様と相談のうえ進めることをおすすめします。また、集計内容を従業員本人が確認する運用や、就業規則への記載をおすすめします。

 

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