設定 > その他 > 通知設定 で設定できる、通知機能(打刻忘れ通知、未申請残業通知、アラート通知など)に関する通知メールが届かない場合、「通知対象設定の優先度」が正しく設定されていないことがあります。
どういった優先度設定のときに通知メールが届かなくなってしまうのか、設定例を元に原因と対処方法をご案内します。
補足
「通知対象設定の優先度」以外の原因はこちらをご参照ください。
前提:「優先度」とは
設定 > その他 > 通知設定 内の各タブには、通知対象者を設定する[対象選択]ボタンがあります。こちらをクリックすると、通知対象を設定できます。
複数の通知対象を設定している場合に、どの通知対象設定を優先するかを設定するのが「優先度」です。並び順が上の通知対象設定の優先度が高くなります。優先度の並び順は、左側にある「 ^ 」「 v 」をクリックし移動させ、[優先度を保存]で確定させます。
優先度を設定する際のポイントは以下2点です。
- 優先度は、上から順にチェックして従業員の所属や雇用区分が合致したものが適用されます。そのため、優先度の並び順は、詳細に設定している通知対象設定(所属を絞っている、雇用区分を絞っている など)ほど、上に移動させる必要があります。
- 優先度の高い通知対象設定と、条件となる所属・雇用区分が完全に重複していると通知されません。
【例1】優先度が逆になっている
所属・雇用区分の設定状況
- 所属:本社、虎ノ門、横浜
- 雇用区分:正社員、パート・アルバイト
実現したい通知対象設定
- 「本社」の通知:「管理者A」と「従業員」に送信
- 「本社」以外の所属(「虎ノ門」「横浜」)の通知:「全権管理者」に送信、「従業員」には送信しない
誤った設定例
優先度を上から順にチェックして、従業員の所属や雇用区分が合致したものが適用されるため、まず優先度1を参照し、「全ての所属」および「全ての雇用区分」に関する通知が「全権管理者」に送信されます。優先度2は条件が重複しているので、「本社」に関する通知は「管理者A」や「従業員」には送信されません。
対処方法
優先度を逆に設定することで、「本社」に関する通知は「管理者A」と「従業員」に送信されるようになります。また、「本社」以外の所属に関する通知は「全権管理者」に通知されるようになります。
なお、「全権管理者」にも「本社」の通知を行いたい場合、「対処方法」画像の優先度1の管理者に「全権管理者」を追加してください。
【例2】条件となる所属と雇用区分の両方が重複している
所属・雇用区分の設定状況
- 所属:本社、大阪
- 雇用区分:正社員、パート
実現したい通知対象設定
- 「本社」の「正社員」の通知:「管理者A」に送信
- 「本社」の「パート」の通知:「管理者B」に送信
- 「大阪」の「正社員」の通知:「管理者C」に送信
- 「大阪」の「パート」の通知:「管理者D」に送信
- 「正社員」全員の通知:「管理者E」に送信
- 「パート」全員の通知:「管理者F」に送信
- 全従業員の通知:「全権管理者」に通知
誤った優先度設定例
「通知」列に✕のついた通知対象設定は、条件重複のため通知されません。
※画像クリックで拡大します。
対処方法
条件と所属と雇用区分の両方が重複しないように設定を変更します。
優先度 | 対処方法 |
---|---|
5 | 「正社員」の通知を「管理者E」に送信したい場合、優先度1と3の通知先管理者に「管理者E」を追加します。 |
6 | 「パート」の通知を「管理者F」に送信したい場合、優先度2と4の通知先管理者に「管理者F」を追加します。 |
7 | 全従業員の通知を「全権管理者」に行いたい場合、優先度1~4の通知先管理者に「全権管理者」を追加します。 |
変更後の通知対象設定と優先度は以下となります。
※画像クリックで拡大します。